■S:今日の聖書の言葉
マタイ5章8節(ヨブ5章)
★心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。
■O:今日のコラム
ヨハネ5:19そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。子は、父がしておられることを見て行う以外には、自分からは何事も行うことができません。父がなさることは何でも、子も同様に行うのです。20それは、父が子を愛して、ご自分のなさることをみな、子にお示しになるからです。また、これよりもさらに大きなわざを子に示されます。それは、あなたがたが驚き怪しむためです。
人となって地上を歩まれたイエス様は、目に見えないはずの天の父なる神様を「見て」おられた、と、御自身で言っておられます。
イエス様は多くの素晴らしいわざを行い、素晴らしい人格をもっておられましたが、それは父を見ていたからだ、と。
先日行われたビル・ジョンソン師の聖会のメッセージの中で、師が、神の国について、使徒について、とても分かりやすく説明して下さいました。
「使徒」12弟子の「弟子」は、英語でapostle(s)ですが、これはギリシャ語でapostolosアポストロスで、派遣された人、メッセンジャー、遣わされた者、命令をもって送りだされた者、という意味です。
ビル・ジョンソン師の説明によると、この単語は、実は当時のローマ帝国で使われていた政治用語をイエス様が用いられたのだそうです。
当時、ローマ帝国は、近隣の諸国に戦争を仕掛け、勝つごとに、その土地をローマの属州とし、領土を拡大していきましたが、その際、ローマ本土からアポストロスと呼ばれるリーダーたちを現地に派遣しては、ローマの文化をその属州に浸透させていたというのです。
アポストロスの中には政治家や教育者、経済の専門家、芸術家や建築家など、あらゆる分野のリーダーたちがいて、現地の文化をローマの文化に変え、ローマ皇帝がその属州を訪れる時には、自分がまさにローマ国内にいるように感じられるように、皇帝より先に遣わされてその地を備えていったと。
私たちは天の御国の弟子=アポストロスであり、天の御国からこの地のそれぞれの領域、地域に遣わされていて、その遣わされている地域、活動分野に、天の御国の文化を浸透させることがその使命だと。
この説明を聞いて、なるほど~!と思いました。
王なるイエス様がこの地に戻って来られる前に、この地が天の御国の文化で覆われているように、この地に主が来られる時に、主が、ああ、ここは私の国だ、私の王国だ、と感じることができるように、この地に御国の文化を浸透させ、この地を御国と勝ち取っていく、これが私たちの使命なのか!と。
天の御国に病気はなく、家庭崩壊も、教会分裂も、麻薬中毒も、自殺も、鬱も、貧困も、争いも殺人も盗難も不品行も、悪口や陰口も、怒りも苛立ちも、孤独も拒絶も恐怖も心配もない。
天の御国には神様から来る義があり、喜びがあり、平安があり、豊かな備えがあり、一致と、いやしと健康があり、回復、和解、楽しみがあり、解放や自由、力がある。知恵があり繁栄がある。感謝と歌声がある。命がある。
私たちは悪魔の王国を滅ぼし、神の王国をこの地にもたらす、神の国のメッセンジャーです。
もし、神の子であるイエス様が、父なる神様を見なければ何もお出来にならなかったと言われるなら、不完全な人間である私たちはなおさら神様を見なければ神の国の働きは何もできないでしょう。
私たちの目を開き、梁を除き、目薬を与えることのできる方に、目を開いてくださいと求めましょう。心を清めてくださいと求めましょう。神様はよい神様ですから、必ずそうしてくださると信じます。
■A:考えてみよう
パリサイ人たち、律法学者たちは、自分の義を握りしめて他の人をさばき、自分は、自分の義のゆえに、正しい行いのゆえに、神様の前に立つことができる、と高ぶっていましたが、イエス様は彼らのことを盲目だと言われました。
私たちの目の中に、梁はないでしょうか。自己義はないでしょうか。
ヨブは立派な人でしたが、一つだけ悔い改めなければいけないことがありました。それは自分の義を握っていた、ということでした。
主の愛の中にとどまりましょう。
誰をも裁くことなく、神様以外の誰からも裁かれず、自分の義の行いによらず、ただ主イエスの十字架の血潮を通って、キリストの肉体の垂れ幕を通って、御前に出ましょう。
神様の御顔を仰ぎ見、御臨在と栄光の中に憩い、御声を聞き、御言葉と知恵を受け取りましょう。
■P:祈り
憐れみ深く情け深い主よ。天地の造り主、万物の支配者なる愛する父なる神様。
イエス様の十字架によって、私たちを子とし、王とし、御国の大使として、御国から遣わしてくださってありがとうごあいます。
与えられた領域、地域に、御国をもたらし、御国の文化をもたらすためにも、お父さんが見えるように目を開いてください。心を聖め、神様の臨在を味わい、栄光を拝することができるように導いてください。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
【 ともこ 】
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