■S:今日の聖書の言葉
申命記23章23節
★あなたのくちびるから出たことを守り、あなたの口で約束して、自分から進んであなたの神、主に誓願したとおりに行わなければならない。
■O:今日のコラム
私たちは自分の口で言ったことを守り行うことができないことがありますが、主は必ずご自分で言われたことを必ず守り行うお方であること、主の御言葉は一点一画でもすたれることはないことを今一度覚えたいと願います。そして、主は私たちのことばも覚えておられることを覚えたと思います。
私たちが、日々の歩みの中で、また祈りや主との交わりの中で、主に言ったことばや告白を主はどれくらい覚えているか、考えたことはあるでしょうか？
私は昔、辛いことや試練が相次いで起こり続け、当時の自分ではどうしようもないほどに苦しい状況になっていたときがありました。その時、「主よ!なぜですか?!なんで苦しいことばかりなんですか?!なんで私をこんな辛い状況にさせるんですか?!」と主に訴えていました。すると主が、ある時私が主に祈っているところを見せてくださいました。その中で私は、「主よ、あなたとともに苦しみをも共に味わう者としてください。主とともに苦しみをも通ることができますように。」と祈っていたのです。
私はそんな事を主に祈り願ったことなどすっかり忘れていましたが、そんな自分を見させられた時に「あ…確かに、あのとき、願い祈ってしまった…。」と思い出しました。そしてなんでですか？と訴える私に、「あなたが祈ったからだよ。私はすべて一字一句覚えている。」と主に語りかけられたのです。
そして私は、「いや、あの祈りはそんなに覚えてくれなくてよかったのに！」と思わず声に出してしまいましたが、同時に本当に主がすべて覚えていること、祈りを聞いてくださっていることに驚いたのを覚えています。
私たちは時には、主は覚えておらるのか？祈りを聞いてくださっているのか？と疑ってしまうことがあるかもしれません。しかし、主はすべてを覚えてくださっていて、すべてを聞いてくださっています。私たちが自分では忘れていることでさえ、主は覚えてくださっているのです。
主は私たちをいつも見てくださり、いつも共におられ、私たちの祈りを聞いてくださるお方です。主は私たちが主に言ったことばをすべて聞いて覚えてくださっています。
痛みと苦しみの中でも、「人を赦します」と主に告白したこと…
難しい状況の中で、「主よ、あなたを愛します」と言ったこと…
葛藤と試練の中でも、「主よ、あなたに感謝します」「主をほめたたえます」と礼拝し宣言したこと…
主はそれらをもすべてを覚えてくださっています。祈りが聞かれないと思うときでさえも、主は私たちが言ったことを聞いてくださっているお方です。主は私たちのすべてを覚えてくださっていること、こんな私たちの祈りに耳を傾けてくださる方であること、私たちの嘆きや叫び、正直な告白も聞いてくださっていることを感謝し、覚え続けたいと願います。
そして、私たちが主に言ったことばを主は覚えてくださっていますから、私たちも主の御言葉と御約束を覚え続け、握り続ける者になりたいと願います。
■A：考えてみよう
主が聞いてくださっていること、知ってくださっていること、覚えてくださっていることを感謝し、主が聞いてくださっている信仰を持って祈り続けることができますように。
また、私たち自身が、いつも主のことばを覚え、主のことばを握り続けることができるように祈り求めましょう。
私たちのことばはすべて主に聞かれていることを覚え、口がきよめられますように、のろいではなく賛美がいつもあふれる口となりますように祈り求めましょう。そして、私たちが主に言ったことば、告白したことを実行していくことができるように、主が今日も私たちをあわれみ、私たちを助け、力を与えてくださいますように。
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【ありさ】
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