■S:今日の聖書の言葉
テモテへの手紙第二3章1節
★終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。
■O:今日のコラム
終わりの時である今は主イエスを愛し、敬虔に生きようと思う者にとっては簡単ではない時代だと言えます。パウロはこの第二テモテ3章であらかじめ私たちに「終わりの時に人々はどんどん自己中心な生き方に陥っていく。」という忠告を与えています。
2節から7節にかけて自己中心的に生きる人々の幾つものリストがある中で、5節に「見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になるからです。」という言葉があります。
この御言葉は私自身の日頃からの祈りの課題となっています。私は牧師という役職が与えられ、人々に御言葉を伝える機会が多くあります。しかし、教えの中でどれだけ立派なことや理想的なことを述べたとしても実際に教えた通りに生きていないなら、それは見えるところだけ敬虔で、その実を否定する生き方となります。
それなので、人が見ている場所だけでなく、誰も見ていない時間にも、自分が教えたこと、また信じていること、そして聞いた御言葉の通りに、主に忠実に生きることが出来るように求めています。しかし、実際には考えや心の領域まで掘り下げるなら、主の基準からは程遠い自己中心と肉の性質との戦いの中にあるのが現実です。
そこで「まあ、人間だからこれぐらいは仕方がない。」と諦めるのではなく、自分の内に偽りを発見する度に、悔い改め、また主イエスに依り頼み、十字架の血潮による聖めを受け、御霊の導きを求めて祈ります。
イエス様は私たちが自分の力で義人となることを願ってはおられません。日々、そして瞬間瞬間を主に信頼し、依り頼み、人の基準の義ではなく、主イエス・キリストが与える義を持つことを願っておられます。
主の恵みは私たちの弱さを取り除き、肉の性質に従う生き方から、御霊に従い生きる歩みへと造り変えるのに充分な恵みです。自分の弱さを認め、主を求めて祈る時、主の豊かな恵みが日々私たちを取り囲みます。
「主よ。私の内から偽りを取り除いてください。人前だけで良い格好をし、実際には実の無いような生き方を変えてください。脱穀上のすみずみまで、実のないもみ殻を聖霊の火で焼き尽くしてください。そして、主の御前に真に義の実を結ぶ者として生きることが出来ますように。」
祈りをもって魂が耕され、そこに御言葉の種を蒔く時、私たちはこの終わりの時代の困難な不毛の時代においても、豊かな主にあるいのちの木の実を実らせる者となるのです。
「聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。」(Ⅱテモテ15b-17)
■A:考えてみよう
この終わりの時代にあって日々、悔い改めと心からの祈りの生活をもち、御言葉を朗読しましょう。御言葉に全ての真理の歩みが記されています。
そして、その聞いた御言葉を実行し、敬虔の実を結ぶことが出来るように主に切実に祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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