■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの福音書 5章17節(ホセア書5章)

★イエスは彼らに答えられた。 「わたしの父は今に至るまで働いておられます。 ですからわたしも働いているのです。 」

■O:今日のコラム
神は創世記の1章で、天と地と全ての被造物を6日間で創造されました。
そして、第七日目に安息されました。
他の6日間と区別された特別な一日、これが安息日です。
ユダヤの暦においては、金曜日の日の入りから土曜日の日の入りまでをこの安息日とします。その間は一切の仕事を休み、家族でみことばを中心にして過ごすのが一般的です。

今日の聖書の箇所では、イエス様がベテスダの池にいる38年もの間病気にかかっている人を癒やされます。しかし、それは安息日でした。
律法学者は病人が癒やされたことよりも、床を取り上げる「労働」をしたことに注目し、その事を命じたものは誰かと追求します。安息日の本質を見失ってしまっているのです。

そこでイエス様は今日のみことばを語られます。

イエスは彼らに答えられた。 「わたしの父は今に至るまで働いておられます。 ですからわたしも働いているのです。 」(ヨハネ5:17)

しかし、このみことばを良く思い巡らしてみると、次のみことばとの矛盾を感じます。

「神は第七日目に、 なさっていたわざの完成を告げられた。 すなわち第七日目に、 なさっていたすべてのわざを休まれた。」(創世記2:2)

創世記で神は「休まれた」と書かれていて、ヨハネの福音書には「わたしの父は今に至るまで働いておられる」と書かれています。なぜ安息されやはずの父が働いておられるのでしょうか。なぜこのような矛盾に思える箇所があるのでしょうか。これをどのように説明すれば良いのでしょうか。

様々な考え方があるかと思いますが、一つに、神が天地創造の後休まれた時と、イエス様が「わたしの父は今に至るまで働いておられる」と言われたときで違う点があります。前者は人が罪を犯す前で、後者は人が罪を犯した後の事になります。

つまり、天の父は人が神の声に聞き従うことができなかったことで生じてしまった罪のために失われた関係を何とかして回復したいという願いで、今も働いておられるのではないかと思います。
天の父は、人に入った罪を取り除くために、大切な大切なひとり子であられるイエス・キリストをこの地に送られ、そのいのちを持って人々のいのちを買い戻されることを許されました。ここに神の愛があります。
放蕩息子の父のように、天の父は今でも「失われたわたしの子はどこだ?」と探し回られ、神の子どもたちが父の元に戻ってくるために今も休むこと無く働いておられるのです。

■A:考えてみよう
神が命じられたことなので、安息をすることは大切です。しかし同時に、天の父が今もなお休まず働かれていることも心に留めたいと思います。それは、神である主ご自身が創造された大切な子どもたちを、休まずに探し続けられている天の父の愛です。
私たちは自分だけがイエス様に出会ってそれで満足なのでしょうか。そんなことはありません。私たちが天の父の心を悟るなら、人々に対する救霊と哀れみの心が湧き上がってくるはずです。
モーセが「イスラエルの民が救われるなら自分はいのちの書から名前が消されても良い」と言ったように、また、エステルがイスラエルの民のために「私は死ななければならないのでしたら死にます」と言ったように、私たちはこの日本の人々の救いのために自分のいちばん大切ないのちを差し出すことが出来るだろうか?

■P:祈り
天のお父さん、天地が創造される前から私のことを考え、あなたの御手で私を形作り、主ご自身が私の中にいのちを吹き込んでくださったことを感謝します。
また、罪という泥沼の中にいた私をあなたのひとり子、イエス様を送って下さり、この罪なきお方の死と葬りと復活によって、私たちが贖われ、救いに導かれたことを感謝します。
しかし、私は自分が救われ、自分の生活をしていくことで精一杯になっていました。自分が救われ、毎日不自由なく暮らしていけることに満足していました。主よ、これは自分が中心となっていることであることを認めます。自己中心は罪の根源です。イエス様に出会った私の中に、まだこのような罪の性質があったことを認めます。
「人がその友のためにいのちを捨てるという、 これよりも大きな愛はだれも持っていません。」(ヨハネ15:13)とあるみことばに従うことができていませんでした。
どうか、主の憐れみによって私の中から自己中心を取り除け、主が私の中心となって下さい。天の父の愛を私に与え、そのとおりに生きていくことが出来るよう、聖霊様助けてください。
自分のためだけにこの人生を使うのではなく、安息されたはずの天の父、イエス様、聖霊様も今もなお働き続けておられるように、失われたたましいのために私のいのちを用いて下さい。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【しゅん】

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一つのコメント


  1. 林 直美 より:

    先程は、マナメールを送って下さり、感謝です、有難うございました(^_^)今後とも、宜しくお願い致します(*^^*ゞ祝福をお祈りしています。

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