■S:今日の聖書の言葉
ダニエル書6章10節
★ダニエルは、その文書の署名がされたことを知って自分の家に帰った。ー彼の屋上の部屋の窓はエルサレムに向かってあいていた。ー彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。
■O:今日のコラム
ダニエルの生き方を通して多くのことを学ばされます。ダニエルは、王以外の者を拝む者は、獅子の穴に投げ込まれるという法律を知ってもなお、真の神を礼拝することを止めませんでした。たとえ、自分の命を失っても神を第一にするという信仰、これがダニエルにはありました。
どのようにして、ダニエルはこのような信仰を得ることが出来たのでしょうか？10節の後半に鍵があります。
「彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。」
「いつものように」という言葉が出てきますが、ダニエルは神様を礼拝することが習慣になっていたのです。日々の主との関係があったからこそ、信仰の決断を迫られたときに、主を選び取ることができたのです。
バビロンという異教の地において、たくさんの偶像があり、誘惑、富、そのような物が満ち溢れている中において、目に見えない神を礼拝し続けるということは簡単なことではありません。大変な忍耐と信仰が必要になってきます。
ダニエルは神様を自分の人生の絶対的な主人としていたのです。主が自分の人生の主人となるときに、主が全てのことを守り導いてくださいます。23節にはこのようにあります。
「そこで王は非常に喜び、ダニエルをその穴から出せと命じた。ダニエルは穴から出されたが、彼に何の傷も認められなかった。彼が神に信頼していたからである。」
神様はダニエルを守ってくださいました。「彼が神に信頼していたからである。」と証しされています。ダニエルは神に信頼していたからこそ、このような試練を耐え抜くことが出来たのです。獅子の穴に投げ落とされるという最悪な状況にあっても、主はそれを神の栄光を現す機会としてくださいました。次の御言葉の通りです。
「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」(ヘブル11:6)
ダニエルは神に信頼していました。これは彼の信仰です。神の御言葉に信頼し、必ず報いがあることを信じていました。たとえ、この地上での命は終わったとしても、天において報いがあることを疑わなかったのです。神様は地上においてもダニエルを大きく引き上げて偉大な者としてくださいました。
ダニエルは偉大な信仰の先輩です。私たちは彼の生き方から多くの励ましを受けます。「神を礼拝する習慣」は一夜にしては成りません。日々の神様との関係の積み重ねです。ダニエルも幼いときから神様との関係を築いていったのです。
私たちクリスチャンもダニエルのように、「神を礼拝する習慣」を身に付ける必要があります。そのためには、日々神様を選び取らなければなりません。今の時代、様々な誘惑があります。神様を選ぶことが困難な時代です。しかし、私たちにはダニエルよりもさらに偉大な信仰の先輩がいます。
「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。」(ヘブル12:2)
それはイエス様です。なぜなら、イエス様は信仰を完成されたお方だからです。イエス様は十字架の御業によって全てを完成されました。私たちには最初から信仰がありません。私たちは信仰を完成されたお方であるイエス様を信頼するだけなのです。
イエス様の十字架の中に全ての勝利があります。イエス様の十字架を見上げるときに、神の愛がわかるのです。私たちの全ての動機がイエス様の十字架から溢れ流れる愛に置かなければならないのです。
終わりの時代において、神を愛することを選ぶならば多くの戦いがやってくるでしょう。しかし、イエス様が私たちと共におられます。そして、イエス様が共に戦ってくださいます。多くの戦いの中で、神様を叫び求めるならば、恵みが注がれます。そして、恵みによって「神を畏れる習慣」が与えられるのです。
今日も一日、皆様の上にイエス様の豊かな恵みがありますように。
■A：考えてみよう
1日の中で、神様を礼拝する時間を持っているでしょうか？
神様に与えられている時間の使い方について、今一度考えてみましょう。
■P：祈り
愛する、イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン
【 あきひろ 】
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