■S:今日の聖書の言葉
伝道者の書8章7節(コリント人への手紙 第二 8章)

★何が起こるかを知っている者はいない。 いつ起こるかをだれも告げることはできない。

■O:今日のコラム
結婚式のスピーチでよく語られる事ですが、人生には三つの坂があります。上り坂、下り坂、そして「まさか」です。
今、この瞬間でも、もしかしたら突然飛行機が突っ込んできて命が取られてしまうかもしれません。いつ、どのようなことが起こるかわからないのが今私たちが生かされている世界です。それこそ、心配し続けるなら、きりがありません。
この心配というものは厄介なもので、そのままにしておくと増幅していき、心配が心配を呼び、やがて有りもしないことまで心配していくことになるでしょう。

栄華を極め、知者であったソロモン王が晩年に記した伝道者の書でも、その事が語られています。それが今日のみことばです。

また、別のみことばでは、このように言っています。

「あなたがたには、 あすのことはわからないのです。 あなたがたのいのちは、 いったいどのようなものですか。 あなたがたは、 しばらくの間現れて、 それから消えてしまう霧にすぎません。」(ヤコブ4:14)

人生は長いようであっという間です。長い歴史を考えるなら、私たちの生きている一生は、霧のように儚(はかな)いものです。

このように考えるなら、私たちの人生は価値が無く、「私は、いてもいなくてもそんなに変わらないんじゃないか」と考えてしまうかもしれません。
もし、そのように考えるのであれば、今日、もう一度私たちが何者なのかを考える必要があります。

「知れ。 【主】こそ神。
主が、 私たちを造られた。
私たちは主のもの、 主の民、
その牧場の羊である。」(詩篇100篇3節)

私たちが何者なのかを知るには、まず神が神であることを認めなければなりません。私たちの神は創世記1章1節で「初めに、 神が天と地を創造した。」と書かれてある通り、全ての創造主なるお方です。
この御方が、私たちを神ご自身の御手で神の形に似せて造られました。そして、創造主なる神ご自身が私たちにいのちの息を吹き入れていのちを与えて下さいました。
私たちは全地宇宙の創造主なるお方によって造られた最高傑作です。そして、造られた私たちを見て、神はこのように言われました。

「神はお造りになったすべてのものを見られた。 見よ。 それは非常に良かった。 夕があり、 朝があった。 第六日。」(創世記1章31節)

私たちは「非常に良い」と、神に認められたものであります。また、別の箇所にはこのように書かれています。

「わたしの目には、 あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。
だからわたしは人をあなたの代わりにし、
国民をあなたのいのちの代わりにするのだ。」(イザヤ43:4)

ここで「わたし」とは、神様ご自身のことを指します。ですから、私たちは神の目に高価で尊い存在なのです。
私たちが知る限り、神様以上に尊く価値のある方はおられません。そのような神が私たちを「高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」とおっしゃっている。どれほどに素晴らしいことなのでしょうか。

この愛があまりにも大きく、ついに神から溢れ流れたのがイエス様の十字架です。
神は人を愛していましたが、人が生まれながらに持っている罪のゆえに、神と一つになることはできませんでした。祭壇や幕屋、神殿など、あらゆる形で人と共に住もうとした神は、その愛を留めることができず、ついにご自分の独り子、イエス様をこの地に遣わし、この御方を通して人の全ての罪の贖いを完成されました。
イエス様の十字架の死と葬りと復活は、神の愛が形となって私たちに示されたものであります。

「神は、 実に、 そのひとり子をお与えになったほどに、 世を愛された。 それは御子を信じる者が、 ひとりとして滅びることなく、 永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3章16節)

これほどまでに神ご自身が私たちに対して情熱を持ち、命をかけ、愛して下さった。それに対して私たちは無関心でいられるでしょうか。この神の愛を知ったなら、私たちはこの愛に応えたいと思うはずです。
この福音を本当に知ったなら、私たちは「自分が無価値であり、いなくてもいい存在だ」などとは口が裂けても言えないでしょう。
なぜなら、自分の存在を否定するのであれば、それは私たちを造られた神ご自身を否定することになるからです。

神が愛とご計画を持って私たちを創造されたのなら、神は私たちの一生も完全に保証してくださるはずです。この御方に信頼する歩みをしていきましょう。

■A:考えてみよう
共に、この詩篇を味わい、私たちが誰によって作られ、何者であるかをもう一度考える時を持ちましょう。

「わがたましいよ。 【主】をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
主は、 あなたのすべての咎を赦し、あなたのすべての病をいやし、
あなたのいのちを穴から贖い、あなたに、 恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、
あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、 鷲のように、 新しくなる。」(詩篇103篇3-5節)

今日から仮庵の祭りのスタートです。この8日間、特に神が神であるということを知ることができるよう、切に求めながらみことばを読み、祈る中で、皆様の中に今まで感じたことのないほどの生かされている喜びが満ち溢れていきますように。

■P:祈り
天のお父さん、私を造り、命を与えて下さったあなたを心から賛美し、ほめたたえます。私は選ばれた種族であります。王である祭司です。聖なる国民です。神の所有される民であります。(1ペテ2:9)
今日、もう一度私が何者であるか、私たちのアイデンティをもう一度みことばの中から教えて下さい。
しかし、将来に対して不安があることも認めます。今は、いつ、どこで、何が起こるかわからない時代です。だからこそ、自分の考えやこの世の教えに頼るのではなく、私を造られた主ご自身に信頼することを教えて下さい。
みことばには

「あなたがたの思い煩いを、 いっさい神にゆだねなさい。 神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(1ペテ5:7)

と書かれています。これを完全に実行することができるよう、助けてください。
今日、私の中にあるすべての思い煩いが主によって取り去られ、主の完全な平安が私の心を支配してくださいますように。
愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

カテゴリー: マナメール

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