■S:今日の聖書の言葉
箴言31章21節
★彼女は家の者のために雪を恐れない。家の者はみな、あわせの着物を着ているからだ。
■O:今日のコラム
イソップ物語のアリとキリギリスの物語を思い出します。夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために一生懸命に働き続けますが、一方、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って遊び呆けて過ごします。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、飢え死んでしまいます。
この物語と共通して、箴言31章から学べる一つのことは、「将来のために備える」ということです。
「まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように。」(Ⅰテモテ6:19)
私たちは、目先のこと、目に見えることがすべてであるかのように錯覚することがあります。また、世は、あらゆる方法で「今の楽しさ、今の話題」に集中させようとします。
終わりの時代、私たちが打ち勝たなければならないのは、まどろみとなまぬるさです。箴言31章の女性は、怠惰のパンを食べず、夜もともしびを絶やさず(箴言31:18)、家族の様子をよく見張り、内においても外においても勤勉に働きました。
雪が降る時も、それに備えることができるよう、防寒用の着物や寝る時の敷布を作り、家の人々はみな、彼女が作ったあわせの着物を着ました。このあわせの着物とは、「緋の衣」です。すなわち、イエス様であり、みことばです。
「その方は血に染まった衣を着ていて、その名は『神のことば』と呼ばれた。」(黙示録19:13)
やがて、主の御前に立つ時、しみも傷もないキリストの花嫁として立つために、まどろみから目を覚まし、勤勉に、主のために時間を捧げ、みことばを着、みことばと一つとなった歩みをしていきたいと願います。
「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。」(ローマ13:14)
創世記において、アダムとエバに皮の衣を作り、着せてくださった神様は、来るべきときに私たちにイエス・キリストの衣を着せてくださるのです。
「神である主は、アダムとその妻のために、皮の衣を作り、彼らに着せてくださった。」(創世記3:21)
「花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。」(黙示録19:8a)
■A:考えてみよう
箴言の締めくくりは、こうです。
「彼女の手でかせいだ実を彼女に与え、彼女のしたことを町囲みのうちでほめたたえよ。」(箴言31:31)
家族のためにしてきたこと、悩んでいる人に手を差し出し、貧しい者に手を差し伸べたこと、目に見えない働きも全て、主は覚えていてくださり、花婿なるイエス様は、やがて天の御国で賞賛してくださるのです。
その日を待ち望み、勤勉に、永遠への備えをしていきましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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