■S:今日の聖書の言葉
ルカの福音書22章39~40節
★それからイエスは出て、いつものようにオリーブ山に行かれ、弟子たちも従った。いつもの場所に着いたとき、イエスは彼らに、「誘惑に陥らないように祈っていなさい。」と言われた。
■O:今日のコラム
主イエスは十字架という最も大きな試練を前に心を注いで祈り、誘惑に打ち勝たれました。この箇所には「いつものようにオリーブ山に行かれ」、「いつもの場所に」と記されており、イエス様は日頃から継続して祈りの生活をしておられたことがうかがい知れます。
旧約聖書においてダビデがゴリヤテに勝利したのも日々継続して主と共に歩み、熊や獅子に打ち勝ち、死のかげの谷を通る時にも主に信頼することを学んだ故であり、またダニエルやその友が、たとえ自分の命が失われるとしても国家の法律に背いて主だけを礼拝したのは、日に三度祈り礼拝する習慣を持っていた故でした。
習慣は大きな力をもたらします。私たちは何か特別な霊的経験や油注ぎを求めますが、習慣にまさる力はありません。最も偉大な油注ぎは日々、主と共に歩み、祈りの生活を持ち、御言葉を聞き、また御言葉に従うことからもたらされます。ダビデは詩篇の中でこの様に言っています。
「正しい者が愛情をもって私を打ち、私を責めますように。それは頭にそそがれる油です。私の頭がそれを拒まないようにしてください。」(詩篇141:5 a)
「頭にそそがれる油」とは直訳では「最上の油」と記されています。最上の油注ぎは主の戒めに聞き従うことからもたらされるのです。
この終わりの時代、私たちに対する大きな誘惑の一つがこの世の煩いです。
「あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。」(ルカ21:34)
世の煩いは私たちの心を沈み込ませ、信仰の目を持って主を見上げる代わりに、世のことで心を満たしてしまいます。終わりの時代にはこの様な戦いがあると主イエスは前もって警告をしてくださっています。さらにその勝利方法を何度も繰り返し教えてくださっています。それは、
「いつも油断せずに祈っていなさい。」
ということです。主イエスがいつもの場所で継続して祈りの生活を持っていた様に、私たちも日々の生活の中でいつもの祈りの時間を持ち続けようではありませんか。それが今の時代の最も大切な備えとなります。
祈りの習慣、御言葉の朗読と従順の習慣を日々身に付け、様々な問題に満ちた今の時代の中でただ主イエスを見上げて歩み続けましょう。
■A:考えてみよう
ごはんを食べる様に御言葉を読み、呼吸をする様に祈り、筋トレする様に従順を身に付けましょう。日々の生活が最も大切な訓練の場です。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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