■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第二24章20節

★神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤを捕らえたので、彼は民よりも高い所に立って、彼らにこう言った。「神はこう仰せられる。『あなたがたは、なぜ、主の命令を犯して、繁栄を取り逃がすのか。』あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。」

O:今日のコラム
ヨアシュ王は祭司エホヤダの生きている時はとても素晴らしい王であり、荒れ果てたユダの王国を偶像礼拝と混乱から回復し、主の宮を建て直したのでした。

しかし、祭司エホヤダが死んだ後、ヨアシュは以前の王たちと同じように偶像礼拝の道に歩み、かたくなな心を持ち、預言者の言葉にも耳を傾けず、最終的には病気の床で殺され、王の墓に葬ってももらえない程に悪評を受けた王として一生を終えました。

歴代誌を読む時、最初は良いスタートでも最後には悪くなる王たちの姿を見ます。また主の目に幾つかの良き事はするものの最後まで忠実ではなく、気を抜いたが故に国家に破滅をもたらす王たちの姿を見ます。

私たちは歴代誌を通してこのような王たちの失敗を読むとき、たんに過去のイスラエルのストーリーとして見るのではなく、自分自身への教訓として読むことが大切です。

「昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。」(ローマ15:4)。

私たちはイエス・キリストの十字架の血潮によって王である祭司として召されています。私たちが王として任された家庭や職場や学校、またミニストリーをどのように治めるのか、聖書を通して絶えず学ぶことが出来ます。多くの場合、罪や不従順、そして後退するのは「自分はもう十分やった。」という自己満足や、へりくだりの無い生き方からやってきます。

以前は燃えていて主の為に真っ直ぐに生きていた者ではなく、今もなお、ますます主に対する情熱を持って生きる者となろうではありませんか。

私たちの明確なゴールは主イエスが再び戻って来られることです。その日まで、油断すること無く、ともしびと油を備え信仰の目を覚まして、最後まで走り続けましょう。

聖霊様は日々、私たちが主の道を行くための必要な力を十分に与えて下さいます。主の恵みに依り頼み、召されたこの道を真っ直ぐに進み行こうではありませんか。

■A:考えてみよう
日々、主イエスから目を離さず、天にある希望を見つめ続けて歩みましょう。その為に御言葉は私たちの道のともしびとなり、祈りは聖霊様に導かれ、力を受ける時となります。
祈りと御言葉の生活を日々続けて参りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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