■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第二1章11~12節

★神はソロモンに仰せられた。「そのようなことがあなたの心にあり、あなたが富をも、財宝をも、誉れをも、あなたを憎む者たちのいのちをも求めず、さらに長寿をも求めず、むしろ、わたしがあなたを立ててわたしの民の王とした、その民をさばくことができるようにと、自分のために知恵と知識を求めたので、
その知恵と知識とはあなたのものとなった。そのうえ、わたしはあなたの前の、また後の王たちにもないほどの富と財宝と誉れとをあなたに与えよう。」

■O:今日のコラム
今の時代は父たちの心が子たちに向けられるべき時代です。それは、今が主の来られる備えの時期であり、そのために主からエリヤの霊が地に注がれている時代だからです。ルカ書に書いてある、エリヤの霊を受けたバプテスマのヨハネの紹介の通りです。

「彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」(ルカ1:17)

悔い改めて、主の来られる道を整えましょう。また次世代に心を向け、次世代を建て上げることに心を配りましょう!ダビデの願いをソロモンが継ぐことによって、千年王国の型であるソロモンの治世が始まったように、エリヤの使命と油注ぎをエリシャが継ぐことによってより偉大な働きをしたように、モーセの意志をヨシュアが継ぐことによって約束の地を勝ち取ったたように、次世代に受けたものを継承することで最後の働きは完成していきます。
 
今日の箇所でソロモンは知恵と知識を求めた、とあります。それは、ダビデが「主を恐れること」をソロモンに教えたからです。主を恐れることは、知識の初めであり、知恵の初めです。私たちは、次世代に、主を恐れることを伝えなければなりません。

また、ダビデはソロモンに何よりも知恵を求めることを尊ばせました。知恵の書である箴言は、ソロモンが筆を執りましたが、その内容の多くはダビデから聞いていたことなのです。ダビデの知恵、悟り、わきまえを与えようとする教育がうかがえる書簡です。

ソロモンが民をさばくための知恵と判断力を求めたのは、もちろん主の御計画ですが、ダビデの教育がそのことに用いられているのです。シンプルに言うなら御言葉を教えることです。

「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。
心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。
これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい。」(申命記6:4~7)

これは、イスラエル人が最も大切にしている戒め、「シャマ」(聞きなさいの意味)と言われるものですが、ここにも、親が子に御言葉を教えることが書かれています。

心に刻む、の「刻む」の単語はへブル語で「ハヤ」です。御言葉を「ハヤ」するとは、御言葉が存在する、御言葉のようになる(英語のbecome)という意味の言葉です。
 
自分自身が御言葉に生きていてこそ、御言葉を教えることができるのです、自分自身が神を恐れていてこそ、神を恐れることを教えることができるのです。そのうえで教育における様々な知恵が生きてくることを信じます!

第一に信仰、神を恐れることを教え、その上に人格を整え、学問を教えるのです。

「その栄光と徳によって、尊い、すばらしい約束が私たちに与えられました。それは、あなたがたが、その約束のゆえに、世にある欲のもたらす滅びを免れ、神のご性質にあずかる者となるためです。
こういうわけですから、あなたがたは、あらゆる努力をして、信仰には徳を、徳には知識を、」(Ⅱペテロ1:4~5)

■A:考えてみよう
次世代に心を向けよう!神を恐れることを教え、御言葉を教えよう!

■P:祈り
主よ。次世代に対する新しい情熱と知恵と知識を与えてください。
自分自身に主を恐れることを教え、御言葉に生きることを教えてください。次世代が自分を遥かに超えて偉大な者となることを祝福します!
 

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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