■S:今日の聖書の言葉
第一歴代誌22章1~5節

★そこで、ダビデは言った。「これこそ、神である主の宮だ。これこそ、イスラエルの全焼のいけにえの祭壇だ。」
そして、ダビデは命じて、イスラエルの地にいる在留異国人を召集し、神の宮を建てるため石材を切り出す石切り工を任命した。
ダビデは、門のとびらの釘および留め金用の鉄をたくさん用意し、青銅も、量りきれないほどおびただしく用意した。
また、杉の木も数えきれないほど用意した。シドン人とツロ人がダビデのもとに杉の木をおびただしく運んで来たからである。
ダビデは言った。「わが子ソロモンは、まだ若く力もない。主のために建てる宮は、全地の名となり栄えとなるように大いなるものとしなければならない。それで私は、そのために用意をしておく。」こうして、ダビデは彼が死ぬ前に多くの用意をしておいた。

■O:今日のコラム
ダビデはエブス人オルナンの打ち場において、主の宮を啓示されました。この場所は、アブラハムがイサクを捧げたモリヤ山です。ここにソロモン神殿は建てられました。

神殿はギブオンにあるモーセの幕屋と、シオンにあるダビデの幕屋が一つになった、主の家の完成形を指し示しています。ソロモンという名、自体がシャローム(平安)を意味していますが、シャロームは完全な平安、勝利、栄光の状態です。

ダビデの統治は戦いにつぐ戦い、勝利につぐ勝利でしたが、ソロモンの統治は一転して静まり返った平安と安息の時代となりました。ソロモンの時代には銀は価値の無い物とみなされましたが、黙示録に出てくる天の光景にも銀は登場しません。ソロモン王の時代は、完全な主の統治である千年王国の型です。

その完全な主の家は、ダビデ一代で築くことは許されませんでした。子であるソロモンに引き継がれて完成しました。イスラエルの家が、アブラハムで完成することなく、イサク、ヤコブへと引き継がれて初めてイスラエル(ヤコブの別名)の家が現されたように。

主が願っておられるのは、私の完成でもありますが、教会の完成なのです。教会の完成は自分だけでは成し遂げられることはありません。ダビデが次世代に対する備えをして主の宮が完成したように、次の世代のために資産を残さなければなりません。

私たちの子どもたちに、また霊的な子孫たちに受け継ぐことができる最も大きな資産は、信仰です。テモテが祖母ロイス、母ユニケから信仰を継承したように私たちの信仰の継承、主を恐れることを伝えましょう!

御言葉と祈りを教えることはもちろんですが、それと同じくらい重要な事は、伝える自分自身が主を恐れていることです。

家で子どもたちに信仰を継承するときに、家庭での生活が教えていることとかけ離れているならば子どもの心には混乱が生じるでしょう。「教会ではああ言っているけれど、主を恐れるとは、こんなものなんだ。」となってはならないと思います。霊的な子孫に対しても言葉遣いや態度、雰囲気あらゆるもので、教えていることと生活が一致しているか?は伝わります。

私たちの歩みは、他の人といる時と、一人でいる時で、主を恐れることに差があってはならないと思います。どんな人の前でも、最も重要な方であり、最も心を配るべきである主の御前なのです。

■A:考えてみよう
次世代を建て上げることに心を配っているだろうか?
心を配っているならば、一人でいる時と、誰かの前にいる時で、主を恐れることに差がないだろうか?
人からの評価に自分の心を奪われていないだろうか?

■P:祈り
次世代を建て上げる知恵と情熱をお与えください。自分の受けた信仰を次世代に伝えることができるようにさせてください。正しく神を恐れることを伝えることができるようにさせてください。
次世代を祝福します。次世代を建て上げることで完全な主の宮が完成することを覚えさせてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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