■S:今日の聖書の言葉
テトスへの手紙1章3節

★神は、ご自分の定められた時に、このみことばを宣教によって明らかにされました。私は、この宣教を私たちの救い主なる神の命令によって、ゆだねられたのです ーこのパウロから、

■O:今日のコラム
シャローム!御国が来ますように!

新約聖書の中で「時」という時、クロノス、カイノスということばを聞くことが多いと思います。クロノスとは私たちが日常使ういわゆる時間を表します。カイロスとは、神によって定められたある特別な意味を持った時、好機、機会、神の決定的な働きが行われる時をさします。テトス1:14で言われる「ご自分の定められた時」はカイロスです。

私たちは神の定めの中に生きています。全ての領域において、神の定めの「時」があることを覚える必要があります(伝道者の書3:1-11参照)。

私たちはコンビニが24時間開いていて、お湯を注いだり、レンジで温めれば簡単に食事ができ、分からないことがあればスマホで調べたらある程度のことは解決できる、電車もほぼ時間通りに動くそのような便利な時代に生きているので、「待つ」ということがあまりないように感じます。

そのような中で生きていると、待つことは愚かなことのように思うものです。しかし、神の国の文化は全てにおいてこの世とは真逆です。神の国の文化は幼子が神の国にふさわしい者とされ、弱い者が強いとされ、人の目には不足と思えることが満ちあふれる恵みへと変えられます。

神の計画、約束、私たちに与えられた召しが開かれ進むこと、人間関係、経済、健康、あらゆる回復。それら全てにおいても「神の定めの時」があります。私たちは忍耐を持って、その時が必ず来ると信仰と希望を持ち、神の定めの時を待つ必要があります。

最大の「神の定めの時」はイエス様が再び戻って来られる時です。この定めの時、私たちは最愛の花婿なるお方と顔と顔を合わせて向かい合うのです!

その定めの時が来るまで私たち教会は全てを尽くして聖められることを追い求め、完全な者へと造り変えられ続けましょう!

「ついに、私たちがみな、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全におとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。」(エペソ4:13)

「ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。」(エペソ5:27)

「すべての人との平和を追い求め、また、聖められることを追い求めなさい。聖くなければ、だれも主を見ることができません。」(ヘブル12:14)

話しは戻りますが、なぜ私たちは神の定めの時があると分かっていながらも待つことが出来ないのでしょうか?待つことが出来たとしても、その待っている期間の心の状態はどうでしょうか?神に喜ばれる心でしょうか?不平不満を言ったり、「なんでもっと早くしてくれないんですか?!」そのような心はないでしょうか?

理由は人によって様々だと思いますが、大きくは2つだと思います。

1つ目は、心の王座に自分自身が座っていること。
神は神であられます。唯一の神、万物の全てを創造され、治めておられるお方です。他に理由はないです。神は神なるお方で、全ての賛美、栄光、誉れ、力、礼拝を受けるに相応しい唯一のお方です(黙示録4-5章参照)。

「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。」(申命記6:4)

「その現われを、神はご自分の良しとする時に示してくださいます。神は祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、ただひとり死のない方であり、近づくこともできない光の中に住まわれ、人間がだれひとり見たことのない、また見ることのできない方です。誉れと、とこしえの主権は神のものです。アーメン。」(Ⅰテモテ6:15-16)

私たちは口では「イエス様が主です。」と告白していながらも、実際心の王座は自分が治め、好き勝手に行動していることが多々あると思います。

「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ2:20)

「しかし、主よ。今、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。私たちはみな、あなたの手で造られたものです」(イザヤ64:8)

今一度、自分自身の心を聖霊様に探っていただき、点検し、心の王座を主イエス様に明け渡しましょう。

2つ目は、苦しみを避けたい心。
先日、私たちの礼拝のメッセージでも語られましたが、私たちは神に愛される神の子です。

「また、天からこう告げる声が聞こえた。『これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。』」(マタイ3:17)

肉の親が子を懲らしめるように、天の父も私たち子を懲らしめます(ヘブル12:5-12参照)。その懲らしめの中の1つが忍耐を学ばせることだと思います。

「その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。」(ヤコブ1:4)

「あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」(ヘブル10:36)

「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。」(ローマ5:3-4)

忍耐は確かに喜ばしいものではありません。事がささっと進めば楽チンです。しかし、その忍耐を完全に働かせて、主の訓練を乗り越えていくときに私たちは1つ、主の似姿へと変えられていきます。

様々な試練を通る時ブツブツと不平不満を言うのではなく(言いたくなる気持ちは私自身も理解できます)その時むしろ感謝し、その苦しみの時こそ御座の前で祈り、最愛のお方と時間を過ごす時間にしましょう!

「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」(Ⅰテサロニケ5:18)

■A:考えてみよう
・私の時ではなく、神の時に思い、考えを合わせていくことができますように。
・心の王座をイエス様に明け渡し、神を神として、唯一のお方を敬って歩むことができますように。
・神の子とされたことが私たちのアイデンティティーとなり、神の子とされたゆえにあらゆる試練、苦しみを喜ぶことができますように。「造り変えられることが私たちの喜びです!」と告白していきましょう!!!

「私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」(Ⅱコリント3:18)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まな 】

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