■S:今日の聖書の言葉
ローマ5章3-4節
そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
■O:今日のコラム
皆さんの中に、苦しいこと、難しいこと、混乱すること、痛みを通っている方があるでしょうか。
パウロは、今日の箇所で、もし私たちが、イエス様を信じて、神様の愛と平安、主の再臨と復活の希望の中にあるなら、そのような艱難、試練さえも、喜ぶことができる、と励ましています。
それは、試練や困難が来ると、忍耐が生み出されるからだと。
この忍耐を働かせるなら、この忍耐から、練られた品性が生み出されるからだと。
神様は私たちを、宝石の原石のように見てくださっているように思います。
ありのままで、愛され、救われ、神様のものとされた私たちの中には、イエス様という最高の宝が住んでくださっています。けれども、私たちの中には、まだ不純物や、傷や、汚れがある。
神様は、私たちを、この不純物の混じった原石から、御手の中の輝く王冠、宝石に仕上げたいと願ってくださっていると信じます。
この原石を、王冠に、宝石に、仕上げる行程に、試練が必要なのです。
艱難という言葉には、迫害という意味もありますが、ヤコブの12人の息子たちのひとり、ヨセフが通ったすべての試練にも同じ言葉が使われています。(使徒7:10)
ねたまれること、憎まれること、拒絶され、裏切られること、自分自身の愚かさや、罪、恥を思い知ること、孤独、肉体的精神的労苦、えん罪、誤解、期待と失望、終わりが見えないこと、待たされること……それらすべての試練を経て、ヨセフが神様の器として整えられたように、今も神様は、私たちを様々な試練を通して試し、不純物を取り除き、傷をなくし、キリストの花嫁としてよりふさわしいものとなるよう整えて下さっているのです。
忍耐、という言葉は、「hypo=下に」という単語と「meno=とどまる」という単語の合成語から派生したものです。
今日、職場で、家庭で、教会で、何かの試練、艱難を通っているなら、その試練の中で、力強い主の御手の下に、へりくだり、御手の下にとどまりましょう。
主が示してくださるとおりに悔い改め、信仰を強く、堅くし、聖霊の力、恵みを受けて、御言葉を実行していきましょう。
■A:考えてみよう
今試練や艱難を通っているでしょうか。通っているとしたら、この試練を通して、神様は私に、どんな品性を与えたいと願ってくださっているのでしょう。
このテストを勝利をもって通過し、神様の願っている器となれるよう、祈っていきましょう。
ヤコブ1:2-5, 12
「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」
「試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。」
1ペテロ1:6-8
「そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。いまは、しばらくの間、さまざまの試練の中で、悲しまなければならないのですが、あなたがたの信仰の試練は、火で精錬されつつなお朽ちて行く金よりも尊く、イエス・キリストの現れのときに称賛と光栄と栄誉になることがわかります。あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。」
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 とも子 】
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