■S:今日の聖書の言葉
2テサロニケ2章3節

★だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。

■O:今日のコラム
テサロニケの手紙は、携挙に対する啓示が多く記されている書簡であり、盗人の様に突如としてやって来る主の日に私達が備える為の重要な書簡です。

携挙については様々な神学や解釈があり、議論の対象となるテーマです。しかし、私はこのテーマはどれだけ議論しても答えは出ないので、議論するのではなく、信じる事が大切だと思っています。エノクは「信仰によって」生きたまま天に引き上げられました。携挙について信仰を持つ必要があるのです。

また、主イエスの再臨や携挙は、今まで数多くの極端な教えや、カルト、そして異端が取り扱ってきたので、教会がなるべく触れたく無いテーマになってしまいました。しかし、初代教会の聖徒達が信仰の情熱を燃やし、迫害を耐え抜き、聖さを求め、大胆に福音を宣べ伝えたのは携挙に対する信仰があった故なのです。「主の日」を知る事は、教会が絶対に覚えていなければならない最重要のテーマです。

その日は、天の父以外に誰も知りません。しかし聖書には、幾つかのヒントが記されています。人の夢や啓示によってではなく、御言葉が指し示す範囲内で私達は主の日をとらえる事が大切です。主の日が来る前にはまず背教が起こります。現在は全世界のキリスト教会において歴史上最も偉大なリバイバルが起こっていると同時に、御言葉の基準を曲げ、福音の真理を歪め、十字架を軽視し、世に妥協し、多くの堕落や腐敗、背教と思える事が起こっているのも事実です。この二つの事が同時に起こっているのです。しかし、この聖書に書かれている「背教」には原文のギリシャ語には冠詞がついており「この背教」と訳す事が出来ます。また「背教」という言葉はギリシャ語で「アポスタシア」と言う言葉であり、それは「背教や背く」という意味だけではなく「出発や移動」とも訳す事が出来る言葉です。
つまり「この出発」「The移動」が起こるのです。これは何でしょうか、もちろん大きな背教は起こるでしょうが、後の節の繋がりを見ても、これは、パウロがテサロニケに書き送った初めの手紙に書き記した「ただ一度の出発」つまり、携挙が起こると見たほうが自然な流れでこの章を読めます。聖徒達がこの地から出発した、その後に、不法の人、すなわち反キリストが、この地で働く権限を得るのです。

しかし、私達がいくら携挙について知っているからと言って、その準備が出来ているとは限りません。パウロは、主の日について書き記すと同時に、その準備をする為の具体的な指針をテサロニケの手紙に書き記しています。それなのでテサロニケの手紙を第一も第二も併せて定期的に朗読する事をお勧めします。この第二の手紙の2章においてパウロはこの様に書き記しています。

「ですから神は、私たちの福音によってあなたがたを召し、私たちの主イエス・キリストの栄光を得させてくださったのです。そこで、兄弟たち。堅く立って、私たちのことば、または手紙によって教えられた言い伝えを守りなさい。」(2テサロニケ2:14〜15)。

私達が携挙の準備をする為の最も大切な事は、主の日についての知識を得る事だけで満足するのではなく、福音の真理の中に生き、御言葉に従順して歩む事です。以前に尊敬するある御言葉の教師が「救いとは何ですか?」と質問をしました。その場にいた誰も正解出来ませんでした。するとその先生は「救いとは知識や概念ではなく、キリストの生き方を持っている事です。」と答えました。救いはただイエス様の十字架の贖いによってのみ与えられます。しかし、真にその救いに与った者は、生き方を通して御言葉を愛し、聖さを求め、主の御心に従順する事を願い、キリストの生き方をするようになるのです。主の恵みは弱き私達を聖霊様によって助け、御言葉によって洗い、主イエスの十字架の血潮によって完全な者として下さいます。今という時に「主の日」を心に覚え、その備えを日々の信仰生活の歩みの中でして行こうではありませんか。

■A:考えてみよう
テサロニケの手紙は20分もあれば第一、第二と読み切る事が出来ます。その20分が永遠に対する生き方を変えるのであれば、私達は真剣さを持って御言葉に向かい、主の御言葉を朗読して、その教えに従順出来るように主に求めて祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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