■S.今日の聖書の言葉
マルコ11:12-14
★翌日、彼らがベタニヤを出たとき、イエスは空腹を覚えられた。葉の茂ったいちじくの木が遠くに見えたので、それに何かありはしないかと見に行かれたが、そこに来ると、葉のほかは何もないのに気づかれた。いちじくのなる季節ではなかったからである。イエスは、その木に向かって言われた。「今後いつまでも、だれもおまえの実を食べることのないように。」弟子たちはこれを聞いていた。
■O.今日のコラム
ある信仰の大先輩のこのみことばのシェアが心に残っています。その中で、「イエス様さえ引き寄せることもできたんだよね。」その一言が私に深く刺さり何度も自分を点検するきっかけとなりました。
この箇所にあるように、遠くから分かるくらいですから、目に見えて茂った葉がなっていたのでしょう。そのような木ならば、普通は何かがあると期待しますが、何もなかったと書かれていますから、なるべき実がなかったのです。しかし、実がなる季節でなかったとあるため、時がきていないので実がなっていないのは、ある意味自然なことだと思います。
ではなぜイエス様は、その木を呪われ、悲しまれたのでしょうか。実ができる前には、芽が出て熟していく段階があります。しかし、繰り返しますが、この箇所には、「何も」なかったと書かれているため、その芽さえもなかったことが理由の一つとして考えられるのではないでしょうか。実を実らせる準備ができていなかったのです。
いちじくの木はイスラエルの象徴ですから、ここからイスラエルについて学ぶことができますが今日は私たちにも置き換えたいと思います。
私たちは、外を飾り、なにか実っているかのようにして、中身はからっぽになっていないでしょうか。本当に実らせない実を実らせるために、芽がでて成熟する歩みができているでしょうか。イエス様がそばで私を見られても、恥ずかしくない、偽りのもので満ちていないでしょうか。本当に私自身心が探られます。
「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。」(ガラテヤ5:22-23)御霊の実は私たちのすべての歩みの器や土台となるものです。この実を結ぶ歩みをしましょう。朽ちるものでなく朽ちないものに目をとめ、成熟する歩みとなりたいです。
そして、私たちはみなそれぞれ違った主の器官ですから、その働きを全うし、それぞれが結ぶべき実があると思います。今置かれている場所、また自分たちに任せられている働きを通して、自分のための実でなく、神様の願われる実を実らせる歩みをしていきたいです。
実を結ばせることは自分ではできません。自分の力、自分の方法で頑張って、もし実がなったとしても、それは、自分の実となってしまいます。
真の実を結ぶことができる秘訣が聖書には書いてあります。「わたしはぶどうの木であなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその中でとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」(ヨハネ15:5)
イエス様に、とどまり続けることです。みことばの中にとどまり続けることです。共に、今日の歩みもイエス様に、みことばにとどまりましょう。会社で、学校で、家族で、教会で自分がまくべき、みことばの種、福音の種、愛の種をまきましょう。
「なくなる食物でなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。この人の子を父すなわち神が認証されたからです。」(ヨハネ6:27)
私達は実を結ぶ為に召されています。「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり…」(ヨハネ15:16)
いちじくの木が、いちじくのなる季節に合わせて芽が出て成長し、実をならせるように、私たちも神様が来られる定められた時に向かって、芽を出し、成熟し、実を実らせていきましょう!イエス様の心を満たす者に、なりたいです!
■A.考えてみよう
私の中の不誠実なこころ、偽りの実がないか、自分の歩みを点検しましょう。
「誠実さと正しさが私を保ちますように。私はあなたを待ち望んでいます。」(詩篇25:21)
以前の日曜の礼拝メッセージで、自分が語られているみことばが、自分の一部になるまで何度も思い返し朗読する素晴らしいチャレンジが与えられました。
神様の時に合わせて、みことばの約束の実を結ぶ為に、今日も職場で学校で、家庭でみことばを朗読しましょう。
「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。」(詩篇1:2-3)
■P.祈り
愛するイェス・キリストの名前によってお祈りします。アーメン。
【ゆうこ】
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