■S:今日の聖書の言葉
サムエル記 第一 6章19節(サムエル記 第一 5章)

★「主はベテ・シェメシュの人たちを打たれた。主の箱の中を見たからである。そのとき主は、その民五万七十人を打たれた。主が民を激しく打たれたので、民は喪に服した。」

■O:今日のコラム
ペリシテ人に奪われた神の箱でしたが、行く先々にイスラエルの神の怒りが下り、ペリシテ人は恐れて、神の箱をイスラエル人のもとに返すことを決断します。まず、神の箱が返された先、そこはベテ・シェメシュという町でした。けれども、この地においても神の怒りがイスラエルの民に及びました。何故でしょうか。それは、彼らが神の箱の中を見てしまったからでした。

このベテ・シェメシュという町はかつて、神がアロンの子孫たちにあてがわれた町、つまり、ここはレビ人たちの町でした。(ヨシュア記21:13~19)

レビ人でありながら、神の箱の中を見てしまうとは…と思ってしまいます。五万七十人もの民を主は打たれました。この事件で分かるのは、彼らはレビ人でありながら、神の教えに関して無知だった、ということです。しかも、彼らには、もっとも大切な神御自身を恐れ尊ぶ、という信仰が受け継がれていなかったのです。第一サムエル2:30でも、「わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。」と主は言っておられます。神に対しての恐れもなく、神の教えに無知なことが、どれほどに危険なことか、この箇所が教えてくれています。

この箇所に出てくるレビ人たちは、長年信仰を受け継がれてきたにもかかわらず、神の教えが年月ととも忘れられ、軽んじられていきました。神からあてがわれた町に住んでいる、ということにあぐらをかいていたのかも知れません。
彼らのように、 私たちもクリスチャンである、教会に通っている、ということにあぐらをかくことがないように、今年も気持ちを新たに、神を愛し、神を知るとはどのようなことか、そのことを追い求めていきたいと願います。

神を愛するとはどういうことか。神は御言葉を通して教えて下さっています。
「聞きなさい。 イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。
これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、 起きるときも、これを唱えなさい。これをしるしとしてあなたの手に結びつけ、 記章として額の上に置きなさい。これをあなたの家の門柱と門に書きしるしなさい。」(申命記6:4~9)

神の教え、神の御言葉、神の戒めを先ず自分の心に刻み、そして、それを自分の子ども達によく教え込む。それが神を愛することである、と主は語っておられます。また、イエス様もこう語っておられます。

「わたしの戒めを保ち、それを守る人は、わたしを愛する人です。」(ヨハネ14:21a)

ここに出てくるレビ人のように、神に対して無知であってはいけないと感じます。私たちは先ずどのような知識を持つべきでしょうか。

「主を恐れることは知識の初めである。」

と箴言1:7にあるように、私たちが一番に知っておかなければならないこととは、主を恐れ尊ぶことだと分かります。

年月とともに、神に対しての恐れ、神を愛することが風化してしまうことがないように、また教会に通っている年数や、「もう信仰告白したから」ということに、安心して霊的に眠ってしまうことがないように、私たちは昨日より今日、主を愛することを追い求めていきましょう。

今日の箇所に出てくるレビ人たちは、主を恐れることを教えられていなかったために命を失いました。本当に可哀想です。その責任は、主を恐れることを教えなかった親にあるのではないのでしょうか。親としての責任と恐れを覚えます。子を持つ親御さんは、是非、まず自分自身の心に神の御教え、御言葉を刻み、そしてそれを「子どもたちに、よく教え込」むことを目指していきましょう。いきなり「聖書を読みなさい。教会に行きなさい。」と子どもたちに言うよりも、先ず自分自身が主を恐れ、そうして初めて子どもたちにも主を恐れることを教えていきたいと願います。

■A:考えてみよう
自分の歩みは主を愛している者の歩みだろうか。自分のうちに、神に対する恐れはあるだろうか。自分は御言葉を尊んでいるだろうか。自分の内に神の戒めを軽んじている部分はないだろうか。

■P:祈り
聖霊様、あなたを通して神の愛が日々、注がれていることを感謝します。戒めを守り行い、神の御教えを心に刻むことを通して、またそれを子どもたちに教え込むことを通して、神を愛していきたいと願います。自分の力では出来ません。どうぞ聖霊様、神の喜ばれるかたちで、神を愛することが出来るように力を与えて下さい。私も私の子ども、私の家族も、いのちに至る小さき門、その狭い道を見いだすまれな者となることが出来ますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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