■S:今日の聖書の言葉
士師記16章17節

★「それで、 ついにサムソンは、 自分の心をみな彼女に明かして言った。『私の頭には、 かみそりが当てられたことがない。 私は母の胎内にいるときから、 神へのナジル人だからだ。 もし私の髪の毛がそり落とされたら、 私の力は私から去り、 私は弱くなり、 普通の人のようになろう。』」

士師記16章20節b

★彼は主が自分から去られたことを知らなかった。

ヨハネ2章14節〜16節

★「そして、 宮の中に、 牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちがすわっているのをご覧になり、
細なわでむちを作って、 羊も牛もみな、 宮から追い出し、 両替人の金を散らし、 その台を倒し、
また、 鳩を売る者に言われた。『それをここから持って行け。 わたしの父の家を商売の家としてはならない。』」

■O:今日のコラム
イエス様は十字架で勝利され、イエス様を救い主として信じる私たちはキリストと共に圧倒的な勝利者であるはずなのに、どうしてクリスチャンの私の歩みはこんなに弱いのだろう、と感じることはあるでしょうか。

サムソンはナジル人の誓願が立てられた者であり、彼の両親によって「神へのナジル人」として育てられました。強い酒を飲まず、汚れたものを食べず、頭にかみそりがあてられたことがない。それが、ナジル人(神のために聖別された者)の規定でした。
神の力が、サムソンの「聖さ」の内にとどまっていました。けれども、彼の妻デリラの誘惑によって、その秘密が明らかにされ、デリラは、神の力が宿るその「聖さ」を表す髪の毛をサムソンから奪ったのでした。

私たちの内にも、御霊が「神の力」として宿っていて下さいます。けれども、神様以外の何者でも、もし私たちがそれに心を許しているのなら、もしそれが私たちの心を治めているのなら、それが私たちの「聖さ」を奪い、結果的に力強いクリスチャンとしての歩みが出来なくなってしまいます。

宮で両替人の台をひっくり返したイエス様の怒りには、色々な理由がありますが、一義的には、御霊の宿るその宮が、汚されることに対する怒りでもありました。

聖さの内にこそ、御霊は力強く臨まれ、また、とどまられます。デリラが毎日サムソンにせがんで来たように、いや、それ以上に激しく、サタンは教会から御霊の力が宿る「聖さ」を奪っていこうとしています。
この誘惑と惑わしの増す世の中(バビロン)に生きながら、花嫁がその心と身を聖く保つことは、簡単なことではありません。それは、闘って守り抜かなければならないものです。

私たち花嫁なる教会の闘いは聖さを守り抜く闘いです。主は「わたしが聖であるから、あなたがたも聖なる者となりなさい。」(レビ記11章)と何度も聖書の中で私たちに語られています。それは律法的な「あれするなかれ。これするべからず。」といった禁欲主義とはまったく違います。主がそう願われているのは、聖さの内にこそ御霊の力が臨み、聖さの中にこそ主との親密さがあるからなのです。

外側(行いに)現れている罪や汚れを捨てると、今度は主は内側(心の内)にある罪や汚れに気づかせて下さいます。ですから、「法に触れることしてないから、私のきよさは完了しました!」と言うことは出来ません。この世の楽しみより、聖さを選ばなくてはならない時があるかも知れません。聖さのためには居心地の良さよりも、意志によって、そうでない方を選ばなくてはならないことがあるかも知れません。人を裁く権利を放棄しなくてはならないかも知れません。思いの内に巡るあらゆる妄想をコントロールしなくてはならないかも知れません。けれども、そのようにして勝ち取った聖さ、そのようにして死守した聖さには大きな報いがあります。

この地上での歩みにおいては、サムソンのように、周りの人とは明らかに違う、神の力を帯びるようになります。その聖さの内に聖霊の力が臨むからです。また、天上においては、主がその者に「花婿のように栄冠をかぶらせ、花嫁のように宝玉で着飾ってくださる」のです。

ナジル人の歩み、聖別された歩みをすることの報いはすぐには見られないかも知れません。けれども、主は良いお方、真実なお方です。勇気と忍耐をもって聖さを守り抜いた者には、必ず大いなる御霊の力と同時に、大きな喜びが与えられることを祝福します!

■A:考えてみよう
私の歩みの中で、これは御霊に悲しませている部分はあるだろうか。私の思いの中、また心の内に、御霊が悲しむものがあるだろうか。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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