■S:今日の聖書の言葉
1ヨハネ2章9-11節(詩篇82篇)
★光の中にいると言いながら、兄弟を憎んでいる者は、今もなお、やみの中にいるのです。兄弟を愛する者は、光の中にとどまり、つまずくことがありません。兄弟を憎む者は、やみの中におり、やみの中を歩んでいるのであって、自分がどこへ行くのか知らないのです。やみが彼の目を見えなくしたからです。
■O:今日のコラム
最近ヘブル語を学び始めて驚きました。
まず、アルファベットから始まりましたが、最初の文字「アレフ」は「釘に手」。
最初の文字は、数字の「１」の意味もあり、唯一の神を表している。つまり、父なる神様を表す文字の中に、すでにイエス様が隠されている。
「わたしと父とは一つです」（ヨハネ10:30）の真理は、ヘブル語の文字にも示されていたのですね。
二つ目の文字「ベート」は「足に釘」、さらに、ユダヤ人が、その名をみだりに呼ぶことを恐れて、発音さえしない「ヤハウェ」という単語は、「手を見よ、釘を見よ」という意味。
イエス様が、「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言している」と言われましたが、聖書のその文字、単語さえもが、イエス様を表しているのが事実です。
しかし、ユダヤ人たちは、自分たちがいつも見ている、読んでいる、口にしている律法に、イエス様が御自身を表していることに気づきません。
まさしく、「モーセの書が朗読されるときはいつでも、彼らの心にはおおいが掛かっている」状態です。
しかし、目が見えないという問題は、ユダヤ人たちのことだけではありません。
聖書には、目が見えない、という状態に関する聖句がたくさんあります。
マタイ7:4-5
「兄弟に向かって、『あなたの目のちりを取らせてください』などとどうして言うのですか。見なさい、自分の目には梁があるではありませんか。
偽善者よ。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます。」
マタイ15:14
「彼らのことは放っておきなさい。彼らは盲人を手引きする盲人です。もし、盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むのです。」」
マタイ23:24
「目の見えぬ手引きども。ぶよは、こして除くが、らくだは飲み込んでいます。」
黙示録3:17-18
「あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。
わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現さないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。」
イエス様はおもに、パリサイ人や律法学者たちに向けて「盲目だ」と言われましたが、私たち一人一人の中にも、彼らに共通する性質、肉の性質があります。
肉の性質とは、私たちの生まれながらの性質で、それは、カインに、サウル王に、パリサイ人たちに、共通する性質です。
カインがアベルを、サウルがダビデを、パリサイ人がイエス様を、ねたみ憎み殺そうとした（殺した）ように、肉の性質は、私たちの内にある御霊の性質に反して、兄弟をねたみ、憎み、兄弟を殺そうとします。
私たちの中に、裁く気持ち、見下す思い、ねたみや憎しみ、競争心、「こんな者いないほうがよい」、と思う思いが、わき上がるなら、その思いこそを、容赦せず、殺さなくてはいけないのです。
「私は、肉に従って歩む責任を、肉に対して負ってはいない！」と宣言し、自分の肉に、思い出させましょう。
「わたしはキリストとともに十字架につけられた！
もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられる！」
■A：考えてみよう
自分の中に、主にある兄弟姉妹を憎み、ねたみ、裁く思い、侮る思いがあるだろうか？
自分は主にある兄弟姉妹を愛しているだろうか？
■P：祈り
主よ、私の目の中の梁を取り除いてください。
私の目を開いてください。盲人を手引きする盲人、目の見えぬ手引きと、ならせないでください
ぶよをこして、らくだを飲み込む者とならせないでください。
目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買わせてください。
闇の中を歩ませず、光の中にとどまらせてください。
兄弟を愛する者としてください。
そして、ユダヤ人たちの目が開かれて、救い主イエス様を信じることができるよう、導いてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン
【 とも子 】
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