■S:今日の聖書の言葉
テモテへの手紙 第二 1章6節、7節

★それですから、 私はあなたに注意したいのです。 私の按手をもってあなたのうちに与えられた神の賜物を、 再び燃え立たせてください。
神が私たちに与えてくださったものは、 おくびょうの霊ではなく、 力と愛と慎みとの霊です。

■O:今日のコラム
これは、パウロの弟子であるテモテへ書かれた手紙です。私たちも、キリストの弟子として、個人的にこの言葉を受け止める必要があります。パウロはテモテに「あなたが受けた賜物を、再び燃え立たせなさい。」と言いました。

ここで受けた賜物とは聖霊様のことです。私たちはイエス様を救い主として信じ受け入れた時から、内に御霊が住まわれるようになりました。けれども、果たして、私たちの内で聖霊様は豊かに住まわっておられるでしょうか?それとも、未だに小さな小部屋に押し込められ、その代わりに肉の古い自分が大部屋にのさばり、好き勝手にやっているでしょうか?

パウロはテモテに「あなたの受けた聖霊様が豊かに住まわれるように、あなたの内の御霊の住まいを広げなさい。」と教えたのです。なぜなら、御霊を狭い場所に制限し、古い自分をのびのびと活かしておく方が楽だからです。(本当はその方が苦しみが多いのですが、楽なように思われるからです。)

聖霊様が私たちの内に豊かに住まわれる状態とは、どのような状態でしょうか?御霊に満たされる状態、というと、私たちはどのような状態を思い起こすでしょうか?それは、決して現実離れしたふわふわとした状態でもなく、恍惚状態のことでもありません。(御霊の満たしのあらわれとして倒れてしまったり、時にはそのような状態になることもありますが、それがすべてではありません。)

御霊に満たされている状態、それは、7節にあるように、力と愛と慎みに溢れている状態です。「力」とは、単に勇敢なことではなく、上から着せられる特別な力であり、この世に勝利されたキリストの力、死を打ち破られたキリストの力です。「愛」とは、十字架の愛です。「慎み」とは、言い換えるなら「自制」です。

これらに満ちている状態、それが御霊に満たされている状態です。

この、御霊による「力」によって、私たちは状況に支配される者、すなわち奴隷ではなく、状況を支配する者、すなわち王となることが出来ます。この力を持つものは、御名の権威をもって、悪しき力よりも優位に立つことが出来ます。

困難に遭う時、闘いが仕掛けられる時、私たちはどう祈るでしょうか?「イエス様、早く起きてこの嵐を沈めて下さい!私は沈みそうです!」と祈るでしょうか?それとも、「イエス・キリストの御名の権威によって命じる!私から離れてゆけ!」と叱りつけるでしょうか?

また、「愛」とは、自分を愛してくれる人を愛するだけの「異邦人の愛」ではなく、自分の敵をも愛する愛です。
御霊によるこの愛を豊かに持つならば、相手が受け入れてくれるか否か、ということを恐れず、大胆に相手を愛することできます。主がすべてを知っておられる、という確信の故に、大胆に相手を赦すことが出来る愛です。

そして「慎み」、また「自制」とは、自分の弱さに支配されるのではなく、自分の弱さを支配することです。自分自身の弱さと共存することをせず、それを治め、また自分自身の罪の汚れを黙認することをせず、それらを切り捨ててくことです。

レベルが高すぎる!そう思いますか?私もそう思います。自分こそがまだまだここに到底到達できそうもない、足りない者だと日々痛感します。けれども、これがパウロがテモテに与えた励ましと教えであり、私たちの目指すべきところです。

せっかく受け取った御霊を燃え立たせることをしなければ、私たちはいつまでも、御霊に豊かに内に住まわって頂くことはできません。私たちはいつまでも、ヤラレっぱなしの悩みと思い煩いだらけの苦しいちゃん(クリスチャン)ではなく、御霊による「力と愛と慎みの霊」に満たされたキリスト者を目指したいと願います。

一日にして、ここには到達できません。けれども、私たち信じる者が、神からの賜物であるこの「力と愛と慎みの御霊」を求め続けて行く時に、私たち教会は花嫁の完成へと到達出来ると信じます。

■A:考えてみよう
私たちが主にあって成長することを願うのであれば、昨日より今日、この力と愛と慎みの霊が豊かになることを切に求めましょう。私たちの内で、この神の力と愛と慎みの霊が豊かになること、それが私たちの内にあるキリストが形造られるプロセスなのです。
昨日より今日、力と愛と慎みの霊が、自分の内に豊かになるように祈り願い求めながら、今日も主が自分を置いてくださっている場所に出て行こう。

■P:祈り
主よ。今日という新しい日を感謝します。聖霊様、あなたを愛しあなたを歓迎します。御霊の力を受け、御名の権威によって治める者とさせて下さい。主が私に示して下さった「赦す愛」を持つ者となるために、聖霊様、私をあなたに明け渡します。人を裁く権利をあなたに明け渡します。また、自分自身の弱さを制するために、キリストの十字架に自分の古きを釘付けにするために、御霊よ、キリストの十字架を私に教え、体験させて下さい。
キリストが内に形造られることを、願い求めます。日々、そのことを思い起こさせて下さい。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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