■S:今日の聖書の言葉
第二テサロニケ2章3〜4節(イザヤ書59章)
★だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。
彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。
■O:今日のコラム
花婿なる主イエスは、地の果てから天の果てまで、四方から選ばれた花嫁を主のみもとに集めるために、まもなく戻って来られます。しかしその前に必ず起こることがあります。それは、「まず背教が起こり、不法の人(別訳 罪の人)、すなわち滅びの子が現れる」ことです。
不法の人はいったいどこから現れるのか。滅びの子とは誰なのか。と以前はそのように単純に考えていました。しかし、血潮を宣言する祈りの旅路を通して、不法の人の現れは実際の到来のことだけでなく、我が内にも起こりうることであると気づかされました。
私たちの体は神の宮、神の神殿です。ですから、我が内に座を設ける不法の人を追い出さなければなりません。
不法の人の特徴とは何でしょう。
1.神に敵対し、自分こそ神であると宣言する。(自分が神になろうとする)
「彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。」(4節)
2.あらゆる偽りの力、しるし、不思議
「不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、…」(9節)
3.愛を冷ます
「不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。」(マタイ24章12節)
4.惑わしの力が送り込まれる
「それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。」(11節)
惑わしや偽りがはびこる終わりの時にあって、私たち自身を聖なる宮としてきよく保ち続けるために重要なこと、…それは悔い改めです。神様は、惑わされた人々には必ず悔い改めるチャンスを与えられるのです。
「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(第一ヨハネ1章9節)
砕かれた心、悔いた心で主の前に進み行き、御霊による聖めと真理のみことば、そしてイエス様の血潮によって、不法の人を追い出し、我が内なる聖所を建て上げていきましょう。
「不法を行なう者ども。みな私から離れて行け。主は私の泣く声を聞かれたのだ。」(詩篇6篇8節)
■A:考えてみよう
不法の人の大きな特徴とは、高慢です。高慢は神様よりも自分を高く上げ、神の宮の中に座を設けます。これらの高慢に打ち勝つものは何でしょう。
それは、「へりくだり」です。
ヨセフもダニエルもダビデも、神に選ばれた者たちは一番低いところから引き上げられました。
不法の力を打ち砕き、我が内なる聖所が回復していくために、高いところから低いところに置かれる必要があります。なぜなら、私たちは試練や痛み、孤独の中で主との最も深い交わりを経験するからです。
主が私たちを深いところへといざなってくださいますように。
■P:祈り
主が十分だと思うまで深いところに私を置いてください。あなたの働きが終わる時に主は私を高く上げられましょう。
主よ、今日も、我が内なる聖所であなたと出会えますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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