■S:今日の聖書の言葉
エペソ人への手紙6章4節

★父たちよ。 あなたがたも、 子どもをおこらせてはいけません。 かえって、 主の教育と訓戒によって育てなさい。

■O:今日のコラム
私は小学生と中学生の子どもを持つ親です。また、ベストライフスクールというチャーチスクールで校長という働きをさせていただいています。ですから、私はいつも教育ということに関して思いを巡らし、様々な情報を集め、また心の限りを尽くして祈っています。
世の中では様々な教育に関しての研究や議論がなされています。それらのことはとても参考になるのですが、私の中で柱となるものではありません。私の中での中心は聖書がどのように教育に関して、また子育てに関して言っているかということです。

今日の聖書の箇所には父に対する子どもへの接し方が書かれています。ここにはまず「子どもをおこらせてはいけない」と書かれています。これは「子どもたちを挑発して苛立させて、その結果子どもたちを怒らしてはいけない。」という意味です。
私も弱いですので、自分の事で精一杯になってしまった時、子どもたちに甘えて必要以上に叱ったり、いらだちをぶつけたりしてしまいます。また、子どもたちの弱さを責めてしまうこともあります。
みなさんは全員が父というわけでは無いでしょうが、霊的な子どもを持つ立場であれば父の心を持っていると思いますので、少し考えることができると思います。みなさんはどうでしょうか?

聖書が教える子育ての方法は「かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい」ということです。言い換えるとこれは「主の訓練・訓戒と助言・勧めによって、彼らを優しく育てなさい。」という意味です。
日本では親によって教育方針が違います。しかし、イスラエルの民は世界中の離散しているユダヤ人でもイスラエルにいるユダヤ人でも同じ子育ての教育方針を持っているそうです。それが上のみことばの教育方針です。
厳密に言いますと申命記6章4〜9節に書かれている「シェマの祈り」という箇所です。

「聞きなさい。 イスラエル。 【主】は私たちの神。 【主】はただひとりである。 心を尽くし、 精神を尽くし、 力を尽くして、 あなたの神、 【主】を愛しなさい。 私がきょう、 あなたに命じるこれらのことばを、 あなたの心に刻みなさい。 これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。 あなたが家にすわっているときも、 道を歩くときも、 寝るときも、 起きるときも、 これを唱えなさい。 これをしるしとしてあなたの手に結びつけ、 記章として額の上に置きなさい。 これをあなたの家の門柱と門に書きしるしなさい。」

世界中でも頭がいいと言われているユダヤ人の共通した子育ての方針は、「心を尽くして、精神を尽くして、力を尽くして、つまり人生の限りを持って主を愛する」ということを守り、それを子どもたちに良く教えるということなのです。

これは、イエス様ご自身が言われた最も大切な戒めにも引用されている箇所です。

「そこで、 イエスは彼に言われた。 「『心を尽くし、 思いを尽くし、 知力を尽くして、 あなたの神である主を愛せよ。 』これがたいせつな第一の戒めです。」(マタイ22:37,38)

この「シェマの祈り」は、今でもユダヤ人が毎日祈っている祈りであり、それは代々親から子へと受け継がれています。ですから、イエス様がこのみことばの冒頭を述べるのであれば、ユダヤ人は自動的にシェマの祈りの最後の部分まで思い起こされたはずです。その中にはしっかりと「それをあなたの子どもたちによく教え込みなさい」と書かれています。

つまり、聖書が教える子育ての教育方針は「主を第一に愛する」と言うことなのです。言い換えると、「主を恐れる」ということです。これは、恐怖から来る恐れではなく、主が私たちを一方的に愛して下さるゆえの恐れです。

私はみことばを第一としています。みことばを尊んでいます。どの言葉よりもみことばに価値を置いています。ですから、みことばに書かれていることをそのまま信じ、行っていきたいと願っています。
子どもたちには何よりも主を愛すること、主を恐れることを今、改めて教えています。その事を続けるなら、私はダニエル1章にかかれているように、世の中の十倍もまさっている子どもを育てることができると信じています。そのような者がこの国の王となり、また祭司となってこの国のためにとりなし、また宣言するようになることを心から願っています。

■A:考えてみよう
子ども持つお父さん、子どもに神様を何にも勝って第一に愛することを教えていますか?そのためにはまずお父さん自身が教会だけでなく、どこにおいても、家族の誰よりも熱烈に神様を愛していなければなりません。子どもは親の背中を絶えず見ています。背中で信仰を伝えましょう。

また、背中で伝えるだけでなく、実際にもその事を子どもに伝えていきましょう。具体的にはどのようにすればいいのでしょうか。それは「主の訓練・訓戒と助言・勧め」をすることです。これは何でしょうか。主の訓戒とはみことばです。勧めとは宣言です。つまり、イエスの血潮を宣言する祈りのように、みことばと宣言を持って子どもたちに正しいアイデンティティを教えると言うことです。
私は自分の子どもたちにも、チャーチスクールの子どもたちにも「あなたは誰ですか?」という質問を毎日しています。そして彼らに次のよう答えてもらいます「私は神の子ども。神の姿です。」

そして、子どもたちを頭ごなしに叱るのではなく、まず受け入れ、同じ目線に立って話を聞き、それから諭すようにしましょう。子どもであっても彼らはちゃんと考え、理解することが出来ます。ですから彼らを尊重して、王の子どもに話すように話すといいでしょう。
そのためには親に忍耐が必要です。愛が必要です。

様々な家庭環境で育てられたので、親である私たちがそのような事はできないと思うかもしれませんが、それはサタンの巧妙な罠であることを知って下さい。私たちがどのような環境で育てられたとしても、私たちは真理を知っています。愛の源なる方が私たちと共にいてくださいます。私たちはこの方に聞くことが出来ます。聖霊様を歓迎して、みことばに日々親しみましょう。

それも出来ないという方は先祖から来る咎(呪い)を疑ってみて下さい。先祖の咎は三代、四代にまで及びます。ですから、私たちの代でその呪いを断ち切る必要があります。呪いは誰かが断ち切らなければ自動的に子孫に受け継がれていってしまいます。
今こそ、徹底的にみことばから来る悔い改めを持って先祖の咎を悔い改め、イエス様の血潮で呪いを私たちの代で完全に断ち切りましょう。そうするなら恵みが千代にまで及んでいきます。

■P:祈り
愛の源である天のお父さん、あなたが完全であるように、私たちも完全にさせて下さい。私たちに父の心を与えて下さい。そして、私たちの子どもにあなたを恐れ、愛することを教えることができるように助けてください。知恵を与えて下さい。
世の中のもたらす物に奪われてしまっている子どもたちの心を親の祈りによって奪い返すことができるよう、祈る力を下さい。
そして私が願う子どもに育てるのではなく、主が願われる子どもに育てていくことができるよう、私に愛と忍耐を下さい。
全てを備え、蒔く種をも与えて下さる主をほめたたえます。今日もみことばの感動を持って子どもたちに接し、彼らを優しく励ますことができますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【しゅん】

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