■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙第二 4章18節(イザヤ書28章)

★私たちは、 見えるものにではなく、 見えないものにこそ目を留めます。 見えるものは一時的であり、 見えないものはいつまでも続くからです。

■O:今日のコラム
パウロは「目に見えないものはいつまでも続く」と語っています。この「目に見えないもの」とは、なんでしょう。それは、御国に繋がるものです。私たちは御国に帰る時、この地上での目に見える財産を天に持って行くことは出来ませんし、貯金することは出来ません。この地で受けた名誉も地位も同様です。けれども、それとは違って、天に蓄えることの出来るもの、天に行った時はじめて明らかにされるものがいくつかあります。
それは、いくつかあります。自分と神様との関係や祈り、断食、私たちのうちに蓄えられている御言葉、私たちが御国の福音を伝え、それによって救いを受け入れた人々の魂、また地上での愛の行い(善行、みことばを行うこと、父の御心を行うこと)、私たちが地上で結んだ御霊の実、などです。それらは、マタイ6:6、5:18、黙示録12:11、マタイ25:40、7:21、ガラテヤ5:22などに見ることが出来ます。
私たちが日々の歩みの中で、銀行の貯金やその他の地上での蓄えや名誉や地位を心配する以上に、これらのことを気にかける「永遠への思い」(伝道者の書3:11)をいつも持つことが出来るようにと願います。
そして、この章でパウロが語っているもう一つの「いつまでも続くもの」。それは、私たちの「内なる人」です。この「内なる人」こそが、天に行き神の御前に立つ時の私たちの姿になります。

肉体という幕屋を脱ぎ捨てて、御国に向かう時、私たちの内なる人が天へと帰ります。そして、主は私たちのこの「内なる人」がキリストの満ち満ちた身たけにまで達することを願っておられます(エペソ4:11〜15)。また、パウロもこう祈っています。

「どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。」(エペソ3:16)

では、内なる人が強くされる、とはどういうことなのでしょうか。簡単に言うと、自分の内で自分が死に、新しくキリストが生きることです。自分が死ぬとは、罪の性質、肉の性質、古き自分に死ぬこと。そしてキリストが生きるとは、キリストの御人格(キリストのご性質)が私たちの内に生きて新しく形造られることです。

自分の内のあらゆる肉の性質:不品行、 汚れ、 好色、 偶像礼拝、 魔術、 敵意、 争い、 そねみ、 憤り、 党派心、 分裂、 分派、 ねたみ、 酩酊、 遊興などなど(ガラテヤ5:19〜21)その他、御言葉に書かれているあらゆる罪の性質、神の御心とそれている的外れなものを、自分の内に見つけるたびにそれを悔い改め、イエス様が歩まれたように生きること。簡単ではありません。。。
そうです!肉の性質に死に、キリストのご性質に生きることは、自分(肉)の力では到底出来ないんです。私たちはそのために、どうしても、御霊の力により頼まなくては出来ないのです。イエス様が聖書の中ではっきりと私たちを「助ける方、助け主」と言って与えてくださった聖霊様(ヨハネ14:16)を尊びましょう。御言葉は「御霊に満たされなさい。」(エペソ5:18)と言っています。御霊で祈り、礼拝することを大切にしましょう。

「イエスの血潮を宣言する祈り」の著者であるアテフ先生は、古い肉の自分を弱め、新しいキリストのいのちを自分の内に強めるのに必要なこととして、いくつか教えて下さいましたが、その中に「みことばを多読する」というものがありました。神の言葉によって私たちの魂が洗われ、神の力を受けるからです。

人は他人の頭のハエを追うことが出来ても…聖書的にいうなら他人の目の中の針が気になっても、自分の目の中の梁に気付かない弱さを持っています。ですから、鏡で見ることの出来る自分の外側、肉体の状態を気にかけることは出来ても、なかなか目に見えない内側の自分に思いを向けることは難しいでしょう。
けれども、私たちは御霊の助けにより、また御言葉に自分自身を照らし合わせることにより、さらに古い自分に死ぬことができます。キリストが私たちのうちに豊かに生きてくださるように求め、またそのために努めていきましょう。
一日にして成らず、です。でも皆さん、一人ではありません。私たち皆で、共にそのことを目指していきましょう。

「私はキリストとともに十字架につけられました。 もはや私が生きているのではなく、 キリストが私のうちに生きておられるのです。」(ガラテヤ2:20a)

「そういうわけですから、 愛する人たち、 いつも従順であったように、 私がいるときだけでなく、 私のいない今はなおさら、 恐れおののいて自分の救いの達成に努めなさい。
神は、 みこころのままに、 あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、 事を行わせてくださるのです。
すべてのことを、 つぶやかず、 疑わずに行いなさい。
それは、 あなたがたが、 非難されるところのない純真な者となり、 また、 曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、
いのちのことばをしっかり握って、 彼らの間で世の光として輝くためです。 そうすれば、 私は、 自分の努力したことがむだではなく、 苦労したこともむだでなかったことを、 キリストの日に誇ることができます。」(ピリピ2:12〜16)

■A:考えてみよう
自分の人生のゴールはどこに向いているだろうか?自分は天での報いに興味があるだろうか?
今、必死になっていること、ムキになっていること、自分の思いを常に占めている事柄は永遠の世界に関係あるだろうか?
主が来られるのが、今日でも10年後でも100年後でも、決して動揺しない、変わらない御国の価値観で生きよう。

■P:祈り
御霊よ、どうぞ弱い私を助けて下さい。聖霊様、あなたを私の人生に歓迎します。私の歩みの毎日毎分毎秒に歓迎します。私の霊の目を開き、聖徒たちの受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、私たち信じる者のために天に用意されているものがどれほど素晴らしいものかをみちるとが出来るようにして下さい。
内なる人の成長、御言葉に沿わない性質に死ぬこと、またイエス様のように生きることに私の思いをいつも向けることが出来るように助けてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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