■S:今日の聖書の言葉
ルカ22章 39〜40節

★それからイエスは出て、いつものようにオリーブ山に行かれ、弟子たちも従った。いつもの場所に着いたとき、イエスは彼らに、「誘惑に陥らないように祈っていなさい」と言われた。

■O:今日のコラム
十字架の苦難を前に、主イエスはゲッセマネの園で汗が血に変わる程の切なる祈りを三度捧げました。主が祈られたゲッセマネとは「油絞り」という意味があります。私は以前にイスラエルに行った時、油絞りの施設を見ました。当時オリーブを取って、そこから油を抽出する際、三度に分けて油が絞られたのです。一番搾りの油は祭司と神殿の為、二度目に絞る油は食用となり、さらに次の油は生活のあらゆる必要の為に使われ、最後の搾りかすは石鹸等に用いられました。「油絞り」の場所でオリーブは、全てを絞り出し、最後の残りかすまで砕かれ尽くすのでした。

正にゲッセマネの園の祈りから、十字架に至る道は、主イエスが全てを絞り尽くし、自分の命の炎全てを燃やして歩まれた道だと言えます。

ルカの福音書には主イエスが祈られたこの場所を「いつもの場所」という表現で記されています。何気なく読み飛ばしてしまいそうな箇所ですが、ここにはとても重要なメッセージがあります。主イエスはエルサレムに滞在する時には、このゲッセマネの園をいつもの祈りの場所として、いつもここで祈っておられたのです。

私達が試練や困難、誘惑や葛藤にぶつかる時、この「いつもの祈りの場所」があるかどうか?が大きな違いを生み出します。「祈りの力」という映画においては、自宅のクローゼットを「いつもの祈りの部屋」とし、あらゆる試練や困難に信仰による勝利をして行きます。

私達の職場や学校、家庭や毎日の生活の中にこの「いつもの祈りの場所」を設けましょう。どんな簡素な場所であったとしても、そこで時間を費やして祈り、御言葉を朗読し、賛美し、ひれ伏し礼拝し、信仰の宣言をするならそこが、私達が心を注いで祈るゲッセマネの園となり、自分の願いから父なる神の願いへと心を向け、この世のあらゆる誘惑に打ち勝って、主イエスが歩まれた十字架の道へと従順する場所となるのです。そのような「いつもの場所」に日々行こうではありませんか。

■A:考えてみよう
毎日の生活の中に祈りの時間と場所「いつもの場所」を設けましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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