■S:今日の聖書の言葉

使徒の働き16章6-7節(エレミヤ書16章)

★ それから彼らは、アジヤでみことばを語ることを聖霊によって禁じられたので、フルギヤ・ガラテヤの地方を通った。こうしてムシヤに面した所に来たとき、ビテニヤのほうに行こうとしたが、イエスの御霊がそれをお許しにならなかった。

■O:今日のコラム

この箇所で、パウロは伝道旅行の途中、アジヤでみことばを語ることや、ビテニヤという地方に行くことを聖霊様に禁じられました。

それがどのような形でだったのか、物理的に道が閉ざされたのか、霊的直感でだったのか、直接何か声が聞こえる体験をしたのか…etc それが詳しく書いてあったら良かったのにと思います。

私たちは聖霊様の導きに従いたいと思いつつも、よっぽど進もうとする道が閉ざされない限り、それを聖霊様がとどめておられるのか否かということに、鈍感になりがちです。

先日、ある人から理不尽な行動をとられ、その結果、あたかも私自身の失敗のように、物事が運んでしまったので、私はそれに対して心がざわつきました。

心のどこかで聖霊様の「放っておきなさい」という語りかけを感じましたが、私は「ただ事実として伝えるだけだから」と思い、他の友人にその人の理不尽な行動を話しました。そして他の友人には、それが私の失敗ではないことは分かってもらえました。

けれどもその後に、自分の思いをふと天国に向けてみました。この地上においては、私の正しさが証明されましたが、天においては自分のしたことは大失敗だということに気づかされたのです。聖霊様の小さな声を無視してしまったことを痛感し、悔い改めました。

聖霊様の禁じられることや、逆に聖霊様の促されることに応えるには、時には大胆さや勇気、時にはへりくだりと従順が必要です。

けれども、それが天においては、どれほどの報いのあることか、どれほど愛する御父の喜ばれることかを思う時に、私たちは、それがたとえ自分の考え、願いや計画に反することであったとしても、喜んでそれに応えることができます。

聖霊様は御父の御心を私たちに教えて下さいます。聖霊様は天国の基準を私たちに教えて下さいます。

聖霊様に従うとき、私たちは完全な御父の御心を歩むことができ、天においての基準で歩むことが出来ます。

日々祈り、賛美し、聖霊様との親しい交わりを大切にしましょう。

「あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。」(コロサイ人への手紙3章2節)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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