■S:今日の聖書の言葉
出エジプト7:1
★主はモーセに仰せられた。「見よ。わたしはあなたをパロに対して神とし、あなたの兄アロンはあなたの預言者となる。
■O:今日のコラム
偉大な神の人モーセ。神様ご自身が、モーセを「パロに対して神とする」と言われました。
確かに神様は心にかなう人たちを探し、その人たちを見つけ出し、整えて用いられます。
2歴代誌16:9
主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。
2テモテ2:20
大きな家には、金や銀の器だけでなく、木や土の器もあります。また、ある物は尊いことに、ある物は卑しいことに用います。
でも、その意味は、必ずしも、皆がモーセになる、皆がダビデになる、パウロになる、ということではないと思います。
偉大な影響力のあるリーダーだけが、神に選ばれた金の器とは限りません。
金の器は、誰にも気付かれない隠れたところでも、今日も神様の御心を行っているのです。
神様は、神様を愛して自分自身を捧げるすべての人を用いてくださいます。
時が満ちてイスラエルの民をエジプトから救い出すということは神様のご計画でした。
神様はそのための器をレビの家系のある人の子どもの中に生まれさせようとしていました。
悪魔は、パロを使って、イスラエルの子孫、また将来のリーダーたちを殺そうとしました。(この赤ちゃんたちの子孫の子孫に、モーセもヨシュアもダビデもダニエルもイエス様もいると知っていたのでしょう。)
しかし、神様はエジプトの助産婦さんたちに神を恐れる心を与え、悪魔の作略を妨げました。
モーセのお母さんもお姉さんのミリヤムもモーセを救い、守り、育てるために用いられました。
私たちは、世の流れに騙されて、競争、比較のワナにはまらないようにしなければなりません。
人より用いられる器に、愛される者に、なりたいと野心を持つことはやめましょう。
イエス様の十字架は今も力強く「私はこれ以上ないほどの最大の愛で、あなたを愛している！」と叫んでくださっています。
大事なことは、大きな働きをするか、小さな働きをするか、牧師になるかビジネスマンになるか、ではなく、↑あの、最大限の十字架の愛を信じるか、信じてその愛に応えて、全力で神を愛するか、全力で隣人を愛するか、ということです。
さばきの座の前に立つ時に、よくやった忠実なしもべ、と言われるのは、大きな責任であっても、小さな責任であっても、任された責任を主への愛のゆえに、主の助けを受けながら、主とともに果たしたかどうかということだと思います。
私たちはモザイクのひとつひとつのピースのように、オーケストラのひとつひとつの音色のように、キリストの身体の大事な一部として、素晴らしい偉大な神が住まわれる神の家を築く生ける石のひとつとして、造られ輝くために、その大切な責任、使命を果たすために、召されました。
モーセは、主の愛するイスラエルの民を、エジプトから導き、カナンの地に導き入れる、という重大な責任を与えられました。そして、その務めに忠実だった。
私たちも、与えられた領域で、任された任務、責任を忠実に果たすなら、終わりの時に、愛する主から、「主人の喜びをともに喜んでくれ。」(マタイ25:21)と言っていただけるのです。
■A：考えてみよう
私はどこにいても何をしていても、神様を信じて愛しているだろうか？誰も見ていなくても、周りにいなくても、神様を愛して、神様に誠実を尽くしているだろうか？
私はどこにいて、何をしていても、神様に愛されているゆえに、目の前の隣人を自分のように愛しているだろうか？
その人に誠実を尽くしているだろうか？
■P：祈り
モーセを選び、救い、守り、導き、整えて、エジプトに対して証しとし、神のご計画の重大な一部を担わせてくださった主よ。
私のことも、同じように愛してくださって感謝します。
神様のご計画の、私に任された重大な一部が、目の前の赤ちゃんのオムツを替えて抱きしめることであっても、目の前のおばあちゃんのオムツを替えて抱きしめることであっても、世の中での、ストレスやプレッシャーとの闘いの最前線で主の光と命を輝かせることでも、今日、その使命を果たすことができますように。
油注いで助けてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 とも子 】
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