■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙4:2

★福音を説き聞かされていることは、私たちも彼らと同じなのです。ところが、その聞いたみことばも、彼らには益になりませんでした。みことばが、それを聞いた人たちに、信仰によって、結びつけられなかったからです。

■O:今日のコラム
信仰は聞く事から始まります。だから御言葉を朗読し日々、自分自身が御言葉を聞くのはとても重要な事です。

しかし、ただ聞くだけでは私達は頭の知識で終わってしまうでしょう。パウロは

「知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を建てます。」(1コリント8:1)

と言っています。さらに御言葉を知っているのと、実行する事には大きな違いがあります。御言葉が私達の内側に信仰によって結びつけられそれを実行するようになった時に初めて御言葉が生きて働くようになり、御言葉に約束されている通りの実を結ぶ事となるのです。ヤコブは

「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。みことばを聞いても行なわない人がいるなら、その人は自分の生まれつきの顔を鏡で見る人のようです。」(ヤコブの手紙1:22〜23)

と手紙に書き記しています。

エジプトを出たイスラエルの民は、主から戒めと契約を与えられ、主の声を聞き、この地に神の栄光を輝かす宝の民として召されていました。しかし、彼らはその約束を聞いていても悟る事が出来ず、絶えず主の約束を疑ってつぶやき、モーセを訴え、御霊に逆らい続けました。その結果40年間荒野をさまよい、約束を相続する事無く終わりました。

聖書は繰り返して「彼らの様に生きてはならない。」と私達に呼びかけています。

彼らと同じ不従順の道を歩かない為に私達は「聞く耳」を持つ事が重要です。聞く耳を持つ時に、ただ御言葉を知識として知っている領域から、自分の為の約束として御言葉を信じ、それが信仰によって結びつけられる事によって、私達の告白、考え方、生き方、そして結ぶ実が御言葉の通りに変えられて行きます。

日々、主イエスの血潮により私達の耳が聖められ、御言葉を通して主の語りかけを受ける事が出来ます様に。また知恵と啓示の主の御霊を通してさらに深く天の父の心を知る事が出来ます様に。共に求め続けましょう。

■A:考えてみよう
今日も自分の耳に主イエスの血潮を告白して祈り、御言葉を朗読する時を持ちましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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