■s:今日の聖書の言葉
マタイ27章26節

★そこで、ピラトは彼らのためにバラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。

■o:今日のコラム
今日は、十字架にかかられるイエス様が出てくる章です。
私たちの人生が変えられた、永遠の滅びから永遠の命へと移してくださった、主がこの地に来られたその目的を、いよいよ成し遂げられる場面、聖書の中でも最重要場面と言っていいでしょう。

ところで、バラバとは誰でしょうか。イエス様が引き渡される時に、代わりに釈放された人物です。この名前は、「アバの子」(つまり「父の子」)という意味です。ユダヤ人の男性は、父親と関連する名前を持っていました。でも、バラバが誰であるか、名前からは分かりません。
無名の父親の子、バラバは罪を犯しました。でも、イエス様が彼の代わりに死んだので、彼は自由にされました。

私たちは、キリストにある自由を受けるために、重要人物である必要はありません。私たちも罪人であり、神様の律法を犯した犯罪人です。バラバのように、死に値する者です。でも、イエス様が私の罪のために代わりに死んでくださったので、私たちは自由にされました。
イエス様のおかげで、ただただこのお方の成し遂げられた十字架の御業ゆえに、神様は私たちをご自分の息子、娘にしてくださり、ご自身をお父さんと呼ぶ権利をくださいました。
■a:考えてみよう
イエス様が十字架にかかるため引き渡されたことにより、一人の人が自由にされた、という事実がここにあります。この箇所を読んだ時に、バラバは、これは私だ、とはっきりと示されました。

私たちは、イエス様の十字架をどのように理解しているでしょうか。
イエス様の十字架は、個人単位のものです。他の誰でもない、イエス様の十字架は私のためのものであった、ということを、今日も新しい心を持って受け取りましょう。

■p:祈り
愛する天のお父さん、あなたの限りない愛を感謝します。
十字架で流されたイエス様の血潮は、他の誰でもない、私のために流された命の代価であったこと、今日も信じ受け取ります。感謝します。ただただイエス様ご自身を見上げ、イエス様の十字架を誇ります。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あい 】

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