■S:今日の聖書の言葉
創世記35章1〜2節

★神はヤコブに仰せられた。「立ってベテルに上り、そこに住みなさい。そしてそこに、あなたが兄エサウからのがれていたとき、あなたに現れた神のために祭壇を築きなさい。」
それでヤコブは自分の家族と、自分といっしょにいるすべての者とに言った。「あなたがたの中にある異国の神々を取り除き、身をきよめ、着物を着替えなさい。

■O:今日のコラム
以前にもヤコブはベテルに行き、そこで幻を見、石の柱に油を注ぎました。
そして、主から祝福を受けます。

『そして、見よ。主が彼のかたわらに立っておられた。そして仰せられた。「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫とに与える。
あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。』
(創世記28:13〜14)

ここで受けた祝福は、まだまだ神が与えたい祝福の全てではありませんでした。
ここでは、横たわっている地を与える約束であり、子孫が地のちりのようになる約束でした。
横たわっている地とは、限定的な地域を感じさせます。
地のちりは、まだ地に属する子孫です。
面白い事に、アブラハムも同様の約束を受けました。
そしてアブラハムに対する約束は、子孫が地のちりとなる約束から、空の星(天の民)、海の砂(地に属する)の両方が出てくる約束に変わっていきました。
アブラハムから、地のちりのように子孫が生まれる約束は、アブラハムが親類であるロトとの間に争いが生まれ、右と左に分かれた後に与えられました。
同様にヤコブの子孫が地のちりのようになる約束がエサウとの争いによって分かれた後に与えられます。
そしてアブラハムの子孫が空の星のようになり、敵の門を勝ち取る約束は、命がけでロトを取り返した後に与えられたのです。
同様にヤコブにイスラエルと呼ばれるようになり(実際にイスラエルと呼ばれるようになるのは、ここ以降)、アブラハムとイサクに与えたものを相続する約束は、エサウと命をかけて和解し、また、今日の聖句にあるように、一人でベテル(神の家。教会といっても良いでしょう)に行き礼拝するときではなく、家族でベテルで礼拝するときです。
人が一人でいるのは神にとって良くないのです。私たちは一人では神の完全な祝福を受けられず、神の完全な計画を全うできません。兄弟を愛し、兄弟で御心を担っていくことで、主の願いを果たすことができるのです。

■A:考えてみよう
兄弟を愛して、ともに神の計画を担っていく

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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