■S:今日の聖書の言葉
ゼカリヤ書4章6節(黙示録10章)
★すると彼は、私に答えてこう言った。「これは、ゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。
■O:今日のコラム
バビロン捕囚の後、エルサレムへの帰還を遂げ、神殿の再建にまでこぎつけたユダの民でしたが、周りの敵からの激しい妨げのゆえに、再建を中断させられました。
18年もの中断の後に、主は再びハガイとゼカリヤという預言者たちを通して、ユダの民に、神殿の再建を励ます言葉を送ったのでした。
今日の箇所は預言者ゼカリヤを通して主が、神殿を再建しようとしているユダの総督ゼルバベルに語った言葉です。神殿の再建は、いかなる人間的な力、権力や能力によらず、主の霊によって建てられる、と。
しかしながら、この預言はこの時代の帰還したユダの民だけに送られたものにとどまりませんでした。
これはキリストの再臨によってもたらされる千年王国、エルサレムの再建の預言でもあります。
イスラエルの民にとって、神殿の回復、そしてイスラエルの民の霊的な回復、神様との関係の回復は密接な関係にあります。
神殿の本質は、主の臨在の住まうところ、「神と人とか親しく交わる」所です。
今日の御言葉は、もちろんイスラエルの霊的回復に関わることですが、私たち異邦人の救いの完成という観点から、この「神殿の再建」を見たいと思います。
主は私たち異邦人の中にも、霊的な神殿の再建を願っておられると信じます。
私たち一人ひとりは神の住まう宮であります。そして、私たちの教会も神の宮であります。
私たちは日本のすべての神の教会が、主への絶え間ない祈りと賛美に満ちる場所、主の栄光が絶え間なく住まう祈りの家となっていくことを願っています。
このすべての神の宮が、人の権力や能力によるのではなく、ただただ主の霊によって、再建されていく時に、日本の民の霊的な回復もなされ、神様と日本の民の関係が再建されていくことと信じます。
同様に、世界中すべての異邦人の国々で同じ再建(神殿の再建と霊的回復)がなされる時に、異邦人の救いの完成と共に、イスラエルの国の中において、霊的な回復、神との関係の再建がなされていくでしょう。そして、それがキリストの再臨へと繋がっていくと信じます。
■A:考えてみよう
まず「自分」という神の宮の再建を求めよう。「自分」という神の宮が、ますます、聖霊が豊かに住まう宮となるよう祈り求めていこう。
「大いなる山よ。おまえは何者だ。ゼルバベルの前で平地となれ。彼は、『恵みあれ。これに恵みあれ。』と叫びながら、かしら石を運び出そう。」(ゼカリヤ書4:7)
「かしら石」なるキリストこそが、私たちすべての教会の頭となること、そして神御自身である御言葉が土台となることを切に祈り求めよう。御言葉をますます愛し、読み、また行う者となっていこう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 みちる 】
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