■S:今日の聖書の言葉
ダニエル書8章9節〜10節、13節、23節、24節(ダニエル書9章)

★そのうちの一本の角から、また一本の小さな角が芽を出して、南と、東と、麗しい国とに向かって、非常に大きくなっていった。
それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを踏みにじり、

★…私は、ひとりの聖なる者が語っているのを聞いた。すると、もうひとりの聖なる者が、その語っている者に言った。「常供のささげ物や、あの荒らす者のするそむきの罪、および、聖所と軍勢が踏みにじられるという幻は、いつまでのことだろう。」

★彼らの治世の終わりに、彼らのそむきが窮まるとき、横柄で狡猾なひとりの王が立つ。

★彼の力は強くなるが、彼自身の力によるのではない。彼は、あきれ果てるような破壊を行ない、事をなして成功し、有力者たちと聖徒の民を滅ぼす。

■O:今日のコラム
今日の箇所では、ダニエルは、神から2つの幻を見せられます。

ここで出てくる「荒らす者」とは、B.C.2世紀にいたエピファネスというシリアの王だと言われています。
彼はB.C.2世紀頃に、エルサレムの城壁を破壊し、火を放ちました。
ユダヤ人は8万人も殺され、何万人ものユダヤ人たちが奴隷として売られたそうです。またユダヤ人たちが守っていた安息日や割礼や、あらゆる律法の書に書かれている例祭を禁じ、それを行う者を死刑にしました。
最終的には、このエピファネスは異教の神である「ゼウス」を、聖なるエルサレム神殿の中に持ち込み、これを神として崇めるというおぞましい行為にまで至りました。

エピファネスの出来事により、この預言は成就しました。けれども、これは第1段階の成就です。

このエピファネスは、終わりの時代に現れる「反キリスト」の型であり、19節では、御使いガブリエルが「見よ。私は、終わりの憤りの時に起こることを、あなたに知らせる。それは、終わりの定めの時にかかわるからだ。」と言っているように、これは『終わりの定めの時』、つまりこれから成就する段階が残っていることが分かります。

その上、イエス様はこの箇所から、終末のことを、「それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、、、」(マタイ24:15)と語られています。

神様はいつも、事を起こされる前に、主の御心を求めている者に、ご自分の御計画を明かされます。

今日までのダニエル書の前半でも記されていた通り、ダニエルは神のために、自分自身をこの世から聖め別つ歩みをしていました。

主は、事を起こされる前に、ダニエルの様に主の御前にこの世とは違う歩みをしている者に、この先に起こる事柄を見せられます。

それは何故でしょう。

それは神と人との間に立って、民のために、とりなす者を求めておられるからです。

それは、民が罪から立ち返るようにと、へりくだって祈り、民の代わりに民の罪を悔い改める者を起こすためです。

神は時代とともに、少しずつ奥義を聖徒たちに開かれ、終わりの時代に向けての警鐘を、聞こえるようにして下さっています。

マタイ7:21でイエス様は

「わたしに向かって、『主よ、主よ。』と言う者がみな天の御国にはいるのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行なう者がはいるのです。」

と言われておられます。

父の御心は何でしょうか?御言葉により、父の御心を知ることができます。

「このように、この小さい者たちのひとりが滅びることは、天にいますあなたがたの父のみこころではありません。」(マタイ18:14)

「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」(ローマ12:2)

「ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。」(エペソ5:17)

「神のみこころは、あなたがたが聖くなることです。」(第1テサロニケ4:3)

…etc

また、祈りにより、聖霊との親しい交わりによって、父の心を知ることが出来ます。

今日、父がわたしたちに大切なメッセージを見せて下さるかも知れません。
慎んで、祈り、主の御顔を求めていきましょう。

■A:考えてみよう

私たちは終わりの時代に生かされています。
ますます、父の御心を求め、それがこの地になされることを切に願い求め、祈っていきましょう。

そして、常にこの地の民と神との間、破れ口に立って、自分の罪だけでなく、自分の町、自分の国の罪を悔い改め、主の御前に、民をとりなす者となっていきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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