■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの手紙 第一 2章3節(雅歌6章)

★もし、 私たちが神の命令を守るなら、 それによって、 私たちは神を知っていることがわかります。

■O:今日のコラム
皆さんは運転免許を持っているでしょうか。免許を習得したての初心者マークが付いている時のことを思い出してみると、私は相当緊張して運転していました。それは、運転するときに交通標識や、様々な交通ルールを守ることに精一杯だったからです。運転になれた今はそのようなことを意識しなくても、同乗者と会話しながらでも交通ルールを遵守して運転することができるようになりました。

エデンの園でアダムとエバは神様と完全な一致の関係を持っていました。神と人との間には何の隔ての壁もありませんでした。しかし、人は罪を犯した結果、神様との壁が出来てしまいました。それ以来、神様は私たちと共に住む方法を様々な方法で与えてくださっています。その一つがイスラエルの民に与えられた律法です。

律法と聞くと、あまり良いイメージが無いかもしれません。しかし、その言語であるトーラーということばには、「教え、教訓」といった意味があります。それまで何のガイドラインもなかった民が、神様の元へと導かれるために与えられたガイドラインが律法です。だから、本来、律法は神様からイスラエルの民へのラブレターのようなものなのです。

この律法を守るなら、神の祝福があり、守れなければ裁きがある。これが律法の基本ルールです。こう聞くと、「私にとって律法は重荷になる」と思ってしまうかもしれません。しかし、それはまだ運転免許を取り立てのドライバーと同じ状況なのです。律法を知ること、覚えること、守ることに精一杯になるなら、その上にある恵みという喜びを知ることも出来ません。

それでは、律法の上にある恵みの喜びとは何でしょうか。それはイエス・キリストです。このお方は、使徒の時代に別名「ハ・トーラー」と呼ばれていました。その意味は「ザ・トーラ」、つまり「その律法」と言う意味です。このお方こそ、まことの律法であり、ただ唯一完全に律法を完全に守り、律法の中に生きられた生きるまことの律法なるお方です。

このヨハネの手紙を書いたヨハネがこうも語っています。

「初めに、 ことばがあった。 ことばは神とともにあった。 ことばは神であった。この方は、 初めに神とともにおられた。すべてのものは、 この方によって造られた。 造られたもので、 この方によらずにできたものは一つもない。この方にいのちがあった。 このいのちは人の光であった。光はやみの中に輝いている。 やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネの福音書1章1-5節)

ことばは神です。つまり、ことばで書かれた神様の約束、すなわち律法(トーラー)は神です。

今日の聖書のことばに戻って、それに続くみことばにはこのように書かれています。

「神を知っていると言いながら、 その命令を守らない者は、 偽り者であり、 真理はその人のうちにありません。しかし、 みことばを守っている者なら、 その人のうちには、 確かに神の愛が全うされているのです。 それによって、 私たちが神のうちにいることがわかります。」(ヨハネの手紙 第一 2章4-5節)

神様を知っているものは自然とその命令も守ることが出来ます。私たちも愛する人や親しい人の言がお願いするなら、それをなんとか実現したいと努力するでしょう。神様との愛の関係はそれ以上のものです。律法を守っているから神を愛しているというよりはむしろ、神様を愛しているからこそ律法を守りたくなるという方が自然な流れです。

皆様が神様との親しい関係をさらに深めていき、その中からトーラーの奥義が開かれていくことをイエス様のお名前によって祝福します。

■A:考えてみよう
自分は神様の命令を守っているだろうか。それを知るためには、まず神様の命令を知らなければなりません。そのためにも、ザ・リビング・トーラーなるお方、イエス様の語られた律法の集大成でもある山上の垂訓を毎日音読しましょう。マタイの福音書5章から7章です。
しかし、この事を続けていく内に、皆さんの頭の中に疑問が湧いてくるはずで。そこに書かれていることが分かるようでわからないのです。それを紐解く鍵はイエス様が引用された引用元を参照すれば良いのです。それはトーラー、またはモーセ五書と呼ばれる創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記に書かれています。ですから、合わせてこのモーセ五書を御霊によって徹底的に読み込んでいきましょう。これが聖書の基礎となっています。この5つの書簡を理解するなら、上にたてあげられている聖書の書簡の意味がよくわかってくるようになります。
神を知り、みことばを知る喜びが皆さんの中に激しい飢え乾きとして湧き上がってくることを祝福いたします。

※注)律法を書かれているそのまま守ることは不可能です。それはイスラエルの民に与えられた約束です。しかし、私たちはオリーブに接ぎ木されたものです。ですから、律法を成就された方、イエス・キリストの与える新しい戒めを守ることにフォーカスしましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しゅん 】

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