■S:今日の聖書の言葉
ネヘミヤ記9章31節
★しかし、あなたは大いなるあわれみをかけて、彼らを滅ぼし尽くさず、彼らを捨てられませんでした。あなたは、情け深く、あわれみ深い神であられますから。
■O:今日のコラム
あわれみとは何でしょうか。
私たちの主はあわれみ深い神様です。このお方がどのようなお方であるかを知る時に、あわれみとは何か、を知ることができます。
イスラエルの民は神様に反抗し続けました。けれどもそのような記事の後に必ず書かれていることは
「それにもかかわらず、あなたは赦しの神であり、情け深く、あわれみ深く…(17節)
「あなたは、大きなあわれみをかけ…(19節)
「あなたの大いなるあわれみによって…(27節)
「あなたのあわれみによって、たびたび彼らを救い出されました…(28節)
「それでも、あなたは何年も彼らを忍び…(30節)
神様の愛とあわれみは、彼らを何度となく赦し、救い出し、ご自身のもとに立ち返るチャンスを与えてくださいました。
神様は、愛とあわれみとに満ちた神様です。だから、それをせずにはいられないのです。彼らを愛し、何度裏切られても忍耐し、帰ってこないご自分の子を待ち続けておられるのです。
ここから分かるのは、私たち自身も、この神様の愛とあわれみによって救われたということです。
あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。(エペソ2:8)
私たちは、私たち自身の力によって救われたのではありません。信仰さえも、主が与えてくださいました。
恵みというのは、ふさわしくないものに注がれるから恵みです。この主のはかりしれない恵みを受ける時、私たちの心には主への感謝が溢れます。そして、主の御前に出る時、へりくだる心へとつくり変えられます。
ただ一方的な主の恵みとあわれみ、このお方の愛と真実さによって、私たちは救われたのです。
裁きにまさるのが「あわれみ」です。主のあわれみは、取引の心なしの無条件の「愛」だということを覚えたいと思います。
あわれみを示したことのない者に対するさばきは、あわれみのないさばきです。あわれみは、さばきに向かって勝ち誇るのです。(ヤコブ2:13)
私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。(哀歌3:22)
■A:考えてみよう
1. 自分の行いによらず、主の愛とあわれみ(を受け取ること)により、救いの確信を毎日受け取る。
2. 罪に対する麻痺から回復する。
私たちは日々の生活の中で罪に対して痛みを感じているでしょうか。主の恵みにより、罪に対する感覚が麻痺していないでしょうか。
主はあわれみと恵みによって最終的にはゆるしてくれるから…と、罪に対して痛みを感じずに罪を軽んじ、罪に対して妥協してはいないでしょうか。
「神様は最終的には赦してくださる」という確信のもとに、罪を犯すことに心を痛めなくなること、これこそ最大の悲惨です。
主のあわれみ、主の愛の大きさを知る時、私たちはこのお方を悲しませたくない、と思います。
もし罪に対して心が麻痺しているのであれば、今日神様に正直に告白しましょう。あなたが私を愛して下さったその愛ゆえに、あなたを愛するがゆえに、私が罪を憎むことができますように、と祈りましょう。
イエス様は罪人を招くためにこの地上に来てくださいました。このお方の愛とあわれみを、今日も受け取りましょう。
『わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない』とはどういう意味か、行って学んで来なさい。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」(マタイ9:13)
■P:祈り
愛する神様、あなたの愛を感謝します。
あわれみ深い神様、あなたの恵みを感謝します。
あなたの無条件の愛、一方的な恵み、あわれみによって、今日も私は罪赦され、救いの喜びと永遠の希望が与えられていることを感謝します。
主よ。あなたがもし、不義に目を留められるなら、主よ、だれが御前に立ちえましょう。しかし、あなたが赦してくださるからこそ あなたは人に恐れられます。(詩篇130:3.4)
どうか今、私の心を探ってください。罪を犯すことに対して心を痛めない私がいます。イエス様の十字架の血潮によって私を癒し、この心を回復させてください。あわれみ深い神様、私をあわれんでください。
今日1日の中で、あなたが喜ぶことを行い、あなたが私を愛して下さったその愛ゆえに、あなたを愛するがゆえに、あなたが悲しまれること、忌み嫌われることを、聖なる怒りをもって憎むことができますように。
あなたの愛とあわれみの心を受けて、私も愛とあわれみの心を持って歩むことができますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あい 】
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