■S: 今日の聖書の言葉
エズラ３章２-4節(4章)
★そこで、…ヨシュアとその兄弟の祭司たち…ゼルバベルとその兄弟たちは、神の人モーセの律法に書かれているとおり、全焼のいけにえをささげるために、こぞってイスラエルの神の祭壇を築いた。…書かれているとおりに仮庵の祭りを祝い…。
■O: 今日のコラム
「エズラ記＝神殿の回復の書」
ダビデの時代に神様の御臨在を何より大事にして、国全体の祝福を受け取ったイスラエル国家は、その後の王たち、また民が神様を捨てたので、様々な苦しみに合い、最後はバビロンに捕囚となってしまいました。（そのバビロン王国はペルシャ帝国にとって代わられます。その時代に活躍したのが、ダニエルです。）
そして、エズラ記とネヘミヤ書は、その捕囚時代の後半、ユダヤ人がペルシャの王の好意を受け、一部がエルサレムに帰還して、「神殿」と「城壁」を建て直した記録ですが、今の時代に生きる私たちにも大事な神様の原則を教えてくれます。
「神殿」は、神様が住んで下さるところ、私たちが神様を礼拝し、祈りをささげ、神様の愛を受け、メッセージを受け取るところ、神様と交わるところです。
「聖霊の宮」である「私たちの身体」、「神の家」である「教会」をも表します。
（ちなみに、「城壁」は、神殿とその回りに住む人たち＝町を守るもの。
私たちの心＝思いや、感情、記憶、や、信徒同士、ミニストリー間、教会間、の関係、を表しているととることもできます。
つまり、城壁が崩れているとは、信仰が与えられ、神様を信じているのに（神殿が建っているのに）、過去のトラウマや、傷によって、喜びや平安が盗まれてしまったりすること、信徒同士、ミニストリー間、世代間、夫婦や家族の中、などにギャップ、破れ目が、壊れたままの関係があるために、教会から聖霊の愛や力がなくなっている状態ともとれます。）
そういうわけで、（クリスチャンの）心の傷の癒しや、崩された人間関係の回復、などを考えると、「城壁の回復」にフォーカスした、次のネヘミヤ記も、とても興味深いのですが、今日は、エズラ記に、戻ります。
「回復の方法」
エズラ記には、神様が神殿を「回復」される時の原則が凝縮されています。
一人一人が心に神様の思いを与えられて奮い立たされること、みずから進んで～たい、と願わされること、自分に出来る事をすること、一致すること、進んで喜んで～すること…。
そして、「書かれているとおりに」建て直して行く時に、神が励まし、試練を克服させ、助けて、完成してくださること。
「①飢え渇き/願い→②奮い立ち→③自ら進んで、喜んで、一致して→④書かれているとおりに」
神の民が神様を忘れ、神様から離れて歩むとき、その共同体から、神様の栄光、臨在、力、愛、命が失われます。
しかし、その中で、神様が、一人一人に、悔い改め、嘆き、飢え渇きを起こしてくださいます。
そして一人一人の心に、聖書に書かれている、話に聞いた、かつて◯○で見た、味わった、あの神様の栄光、神様の偉大なみわざ、神様の麗しい臨在を、愛を、力を、癒しを、救いを、私たちも経験したい、見たい、味わいたい、という願いが起こされます。
そのような思いを持つ人たちが一つ心になり、神様を慕い求め、神様の心を求めて、御言葉に立ち返り、その御言葉の実現を祈り、御言葉の実現を信じて、その基準に従って、生き始める時、神様の約束されたご計画が、回復し始めます。
■A: 考えてみよう
実は、今も、神様は、敵によって崩された主の神殿、城壁を回復しておられます。
それは、神様との親しい関係、礼拝、神様の支配の回復であり、個人や国家の癒し、回復です。
・私の中に、飢え渇きがあるだろうか？それは何に対する飢え渇きだろう？
・その飢え渇きが満たされる（そのビジョンが実現する）ために、神様は何を回復されると聖
書で約束しておられるだろう？
・その聖書のパターンに従って、自分に始められることがあるだろうか？
■P: 祈り
（今日は、回復のための、一つの祈りの例を書きます。）
主よ、聖書の中に、「この川の流れて行くところはどこででも、そこに群がるあらゆる生物は生き、非常に多くの魚がいるようになる。…すべてのものが生きる。…漁師たちが…住みつき、・・・網を引く場所となる。」（エゼキエル47:7-10）と書いてあります。
この川は聖霊の川だと信じます。この川が、自分の中、家族、近所、職場、教会、町に流れて欲しいです。
この川は神殿から、御座から、流れて来ます。
この川が流れることができるように、主の御座を建てたい。
主は賛美の中に住まわれるとありますから、またあなたを信じる者が二人、三人、心を一つにして祈るところにおられるとありますから、私たちが、心を一つにして、共に集まり、主を賛美し、ともに祈ることができますように。
今日、自分にできることをもって、それに貢献できますように。
その中で、あなたの神殿が回復するのを見る事ができますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
【 ともこ 】
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