■S:今日の聖書の言葉

箴言13章12節(ルカの福音書13章)

★期待が長びくと心は病む。
 望みがかなうことは、 いのちの木である。

■O:今日のコラム
みなさんも今まで、多かれ少なかれ、期待はずれと言うものを経験したことがあると思います。また、どんな人であっても、望んでいたことがなかなか実現しないと諦めたくなってしまうものです。今日のみことばでも、その事を語っています。「期待が長びくと心は病む。」と。この事はある程度理解できると思います。
問題は次です。通常だと「望みがかなうと、心がおどる」となると思うのですが、みことばには「望みがかなうことは、 いのちの木である。」と書かれています。これは一体どういうことでしょうか。
それには、いのちの木がどこにあったかを知る必要があります。

●いのちの木はどこにあるか

「神である【主】は、 その土地から、 見るからに好ましく食べるのに良いすべての木を生えさせた。 園の中央には、 いのちの木、 それから善悪の知識の木を生えさせた。」(創世記2章9節)

そうです。皆さんも御存知の通り、いのちの木は園の中央、エデンにありました。では、なぜ望みがかなうこととエデンがつながるのでしょうか。そのためには、エデンが何かを知る必要があります。
エデンとは、「喜び」という意味があります。それでは、何が喜びなのでしょうか。
それは、主と一つになることの喜びです。イエス様がヨハネの福音書17章で祈った、あの祈りです。エデンでは人(アダム)に罪が入る前は、人と神は完全な一体の中にありました。また、アダム(男)とエバ(女)とも完全な一体の状態にありました。これこそが喜びの源です。
その喜びを象徴するのが園の中央にあった、いのちの木です。この木を守るがアダムの役目でした。

「神である【主】は人を取り、 エデンの園に置き、 そこを耕させ、 またそこを守らせた。」(創世記2章15節)

アダムはエデンの中で、喜びの源であるいのちの木、つまり主と一つになることを守っていたのです。これこそが喜びの源です。そして、それは見守らなければなりません。

「力の限り、 見張って、 あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」(箴言4章23節)

私たちが主と一つになることを見守る事により、いのちの泉はここから湧いていきます。

●望みとは何か

それでは、「望み」とはなんでしょうか。私たちの考える望みは、大きな家に住みたいとか、良いスタイルになりたいとか、美味しいものを食べたいなどかも知れません。しかし、聖書の言う望みはそれとは違います。

「そればかりではなく、 患難さえも喜んでいます。 それは、 患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、 練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。 この希望は失望に終わることがありません。 なぜなら、 私たちに与えられた聖霊によって、 神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ人への手紙5章3-5節)

ここで書かれている希望も同じです。聖書の言う希望は、イエス様の再臨に対する望みです。いつか、主が再びこの地に戻ってこられる。これこそ、私たちイエス・キリストに従うものの最高の望みです。

●望みといのちの木
最後に望みといのちの木を結び合わせます。聖書は贖いの書物です。アダムが罪のゆえに失った神との関係をイエス様が十字架で回復して下さいました。そして、やがて来るのが新しいエルサレムです。

「私はまた、 聖なる都、 新しいエルサレムが、 夫のために飾られた花嫁のように整えられて、 神のみもとを出て、 天から下って来るのを見た。」(黙示録21章2節)

この新しいエルサレムでは、死も、悲しみ、叫び、苦しみもありません。あるのは神との完全な一致です。罪が入る前のエデンでのアダムと神様との関係がここにあります。エデンでの神との一致、それがいのちの木です。新しいエルサレムではその状態が永遠に続きます。
もし、私たちが主の再臨を忘れてしまうなら、心は病んでしまうでしょう。しかし、「望みがかなうことは、 いのちの木である。」です。これは主の再臨が実現することです。主が再び来られるのはそう遠くないのではないかと思います。主は私たちの期待を決して裏切るお方ではありません。期待に胸膨らませましょう。主と顔と顔を合わせてお会いできるその時まで。

「主よ。 今、 私は何を待ち望みましょう。 私の望み、 それはあなたです。」(詩篇39章7節)

■A:考えてみよう
神様との関係は良好だろうか。神様に何の隠しごともしていないだろうか。アダムとエバが最初に犯した罪は神への不信感でした。もし、少しでも神に対する疑いがあるなら、今この瞬間、その事を正直に神様に申し上げ、祈りましょう。主はその祈りを喜んで受け入れてくださいます。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しゅん 】

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