■S:今日の聖書の言葉
1歴代10:13-14
★このように、サウルは主に逆らったみずからの不信の罪のために死んだ。主のことばを守らず、そのうえ、霊媒によって伺いを立て、 主に尋ねなかった。それで、主は彼を殺し、王位をエッサイの子ダビデに回された。
■O:今日のコラム
サウルは主に逆らった不信の罪のために死んでしまい、王位がダビデに回されたということが書かれています。
そして、サウルが犯した不信の罪とは、主のことばを守らなかったこと、そして霊媒によって伺いを立て、主に尋ねなかったことであることが書かれています。
「主に逆らった不信の罪」とは、「ヤハウェ(神)に対する不実(不誠実、不忠実)・不信仰の行い」という意味があることを、原文を見ると読み取ることができます。
神様は、今日の私たちにも、神様と神様のことばに対して忠実であり、信仰を持ってほしいと思っておられます。
神様がよくやった!と褒めたいのは、主のことばに対して忠実であった者であり、信仰がなければ神様を喜ばせることはできないからです。
サウルは、神様に選ばれ、王として油を注がれた者でしたが、主のことばを忠実に守らず、主に尋ねなかったという不信の罪(不忠実・不信仰の行い)をしてしまいました。
サウルが犯した不信(不忠実・不信仰)の罪は、神様に選ばれている私たちも、神の子とされているが故に王とされている私たちも、気をつけなければならないこであると思います。
神様は不信の罪を悲しまれます。
そして、私自身、不信仰・不忠実で神様悲しませることがないよう、神様のことばに忠実であり、御声に聞き従う者、神様のことばに信仰と信頼を置く者となることを切に求めています。
サウルが「主のことばを守らなかった」ことは、1サムエル15章に書かれています。
サウルは、「アマレクを打ち、すべてのものを聖絶せよ。」と主のことばを聞きましたが、アマレク人の王アガクと、肥えた羊、牛や子羊の最も良いものを惜しんで、聖絶せずに持ち帰り、主の御声に聞き従わなかったのです。
その理由の一つは、神様に捧げるためだからいいだろうと思ったことです(1サムエル15:15)。
「これは神様のためにしていることだから大丈夫」と気付かずに神様を悲しませていることがないように、気をつけたいと思わされます。
また、自分が思うもっと良いものが主に捧げられるため、もっと良い働き・結果となるためと見栄えの良いものに心を奪われ、気付かずに主の心に従ってない、主の心にかなわないことをしていることがないようにも気をつけなければと思わされます。
そして、主のことばを守れなかったたもう一つは、民を恐れて、主ではなく人々の声に聞き従ってしまったことでした(1サムエル15:24)。
「神様はこう語っているけど、こうしてほしいと言っているけど、人はこうしなさいと違うことを言っている」という状況のとき、人を恐れることなく、神様のことば、神様の心に従う者でありたいと願います。
どんないけにえより、神様は御声に聞き従うことを喜ばれるからです。
どんな働きや行い、成果よりも、神様は御声に聞き従うことを喜ばれるからです。
そして、サウロが主に伺わずに、霊媒によって伺いを立てたことは、1サムエル28章に書かれています。
それを読むと、サウルは主に一度も尋ねなかった訳ではないことが分かります。
1サムエル28:6には、「サウルは主に伺ったが、主が夢によっても、ウリムによっても、預言者によっても答えてくださらなかったので」、霊媒をする女を探して、霊媒によって聞こうとしたのです。
私たちも、主に尋ねたけどよくわからない、聞けない、答えてくれないと、あきらめることなく、祈り続け、主だけに尋ね続ける者でありたいと願います。
主は今も主は天から人の子らを見おろして、神を尋ね求める、悟りのある者がいるかどうかを探しておられるからです。
私たちは羊なので、主の声を知っていて、主の御声を聞き分けることができることを覚えたいと思います。
そして、主に尋ね求め続け、自分自身で主の御声を聞きたいと願います。
しかしながら、私自身、主のことばを聞いていても主の心を悟っていないときや、また主の心と違うことを思い聞いてしまっているとき、「神様がどう思ってるかわからない、答えてくれない」と思ってしまうときがありました。
また、もうすでに主はみことばの約束を与えてくださっているのに、自分の思う実際的な答えではないが故に「神様答えてくれない」と思ってしまうときがあります。そして、主はもう既に語ってる、約束を与えていると語られるのです。
私たちは、様々な理由で、すぐには神様の御声を聞けないときがあると思います。
しかし、サウルのように諦めて、主以外のところに聞きに行くのではなく、主の声を聞くまで、主の心を悟るまで、あきらめずに耳を傾け続け、主だけに尋ね求め続ける者となりたいと切に願います。
どうか、私のうちから、神様と神様のことばに対する全ての不信仰・不忠実・不信がなくなり、主のことばを守り、主を尋ね求める者となりますように。
■A:考えてみよう
・日々のデボーション、交わりの中で語られている主のことば一つ一つに忠実になること
・主を愛して、主の命令を守ることを選び、自分でもなく、人でもなく、主の心、主の御声に聞き従う。
・主に尋ね求め続ける。あきらめずに、聞き続ける、耳を傾け続ける。
・実際的な答えと思うものがなくても、語られているみことばの約束があるなら、それを握り続ける。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ありさ 】
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アーメン!