■S:今日の聖書の言葉
ガラテヤ人への手紙4章7節(歴代誌第一3,4章)
★ですから、 あなたはもはや奴隷ではなく、 子です。 子ならば、 神による相続人です。
■O:今日のコラム
世の中でも親子の関係は切っても切れない関係です。どんなに否定しても、自分を産んでくれた父と母は変えることができません。
今日のみことばは、「あなたは子です」と書かれています。誰の子でしょうか。神の子です。自分があの聖い神様の子どもなんて信じられない、受け入れられないと考えるかもしれません。しかし、あなたの考えに勝っている真実は聖書のみことばです。そのみことばが「あなたは神の子」と言っているので、これは紛れもない事実です。
なぜ、罪のある私たちが全く罪のない神様の子どもになりえるのでしょうか。それはただ、イエス様の十字架によるのです。
「しかし定めの時が来たので、 神はご自分の御子を遣わし、 この方を、 女から生まれた者、 また律法の下にある者となさいました。」
(ガラテヤ4:4)
天の父は、大切な御子キリストを、処女であるマリアに聖霊によってみごもらせ、完全な人であり神である方としてこの地に送って下さいました。イエス様は罪は持っていませんでしたが、それ以外では私たちと全く同じ肉体を持った存在としてこの地に来て下さいました。その目的は何だったのでしょうか。
「これは律法の下にある者を贖い出すためで、 その結果、 私たちが子としての身分を受けるようになるためです。」
(ガラテヤ4:5)
律法の下にある者とは誰でしょうか。第一義的にはイスラエルの民ですが、私たちもそこに含まれます。この地に住む全ての人は律法の下に置かれています。その律法の下にあるものに届くためには、同じように律法の下に入らなければなりません。
例えば、アリの世界があったとします。そこに私たち人間が「危ないよ!この前を進むと大水の流れがあって、流されて死んでしまうよ!」と言ってもアリにはこの言葉は届かないでしょう。アリの姿をとって、その列の先頭に行きこの事を告げるとアリにこのメッセージは届きます。
次元は違いますが、神様も同じような事をされました。神は聖いお方なので、罪のある私たちは神を見ると、そのあまりの聖さに死んでしまいます。ですから、神様は私たちの考えを遥かに超える知恵と持って御子イエス・キリストを送って下さいました。この方は神であり人であるお方なので、私たちに届くことが出来ます。
イエス様が来られた目的は先のみことばにあるように、律法の下にある私たちを贖い出す、別の言葉で言えば買い戻すために来て下さいました。私たちの命を買い取るにはお金では買い取ることが出来ません。命には命で買い取らなければなりません。それ故に、イエス様は十字架の上で命である血を流され、私たちを罪の、律法の奴隷から買い戻してくださったのです。
その結果、何が起こったでしょうか。私たちは神の子としての身分を受け取ることが出来ました。それを悟らせ、確認の印として遣わされたのが聖霊様です。
「そして、 あなたがたは子であるゆえに、 神は「アバ、 父」と呼ぶ、 御子の御霊を、 私たちの心に遣わしてくださいました。」
(ガラテヤ4:6)
ここに父、御子、御霊が書かれています。私たちは神の子とされているがゆえに、御子キリストのゆえに、聖霊によって天の父を「アバ!(お父ちゃん!)」と親しく呼ぶことが出来るのです。何という素晴らしいことでしょうか。
みことばが私たちは神の子だというのであれば、私たちがどんなに否定してもその関係は崩れることはありません。王の王なる方の子とされたのであれば、それにふさわしい歩みをしようではありませんか。もう、私たちは以前のように惨めな奴隷の生活の中に閉じこもって生活する必要はありません。御霊があるところに自由があります。私たちは自由にされました!神の子とされていることを喜びましょう!
■A:考えてみよう
私の生活は神の子としてふさわしいだろうか。私たちが神の子であるということを悟らせるのはみことばです。このみことばに知恵と啓示の御霊、聖霊様によって光が照らされる時、いままで悟る事ができなかったみことばが開かれていきます。みことばが生きて私たちに語りかけてきます。
祈りましょう。みことばを読みあさりましょう。暗闇はどんどんと勢力と勢いを増し、私たちを覆ってきています。しかし、私たちは神の子であり、光の子です。闇はどんな小さな光にも打ち勝つことが出来ません。
みことばの真理にしっかりと立ちましょう。それがこの終わりの時代を生き抜く唯一の方法です。もっぱら祈りと、みことばの生活を送ることが出来るよう、時間の使い方を考え、第一のものを第一としていきましょう。
そして、毎日声に出して宣言しましょう。「私は神の子です!」と。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しゅん 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。