新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
マルコの福音書１２：２９－３１

★イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」

■O:今日のコラム
私たちは皆、「神様を愛し、神様の命令を守ること」を求め、日々歩んでいます。

私自身も「神様を愛して、神様の命令を守って生きること」が日々の一番の目標であり、何を得て、何を達成するよりも、「神様を愛して、神様の命令を守ること」がこの人生における一番の目標です。

そして、今日のこの箇所では、神様の命令の中で最も大事な二つの命令をイエス様がはっきりと教えてくださっています。

それは、第一にたいせつなのは、「心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして神である主を愛すること」。そして次にたいせつなのは、「隣人を自分自身のように愛すること」です。

「主を愛し、隣人を愛すること」

私自身も主と歩む中で、このことを一番の願いとし、目標とすることを教えられてきました。

「主を愛し、隣人を愛すること」が一番したいことであり、神様から語られ続けていることです。

「隣人を自分自身のように愛すること、そしてそうすることによって互いに愛し合うようになること」は神様のみこころです。そしてそれが神の家族、教会の姿であり、どんなに賜物があふれやどんなに素晴らしいものがあっても、「互いに愛し合うこと」が一番の強さであることを神様から教えられ続けています。

しかし主を愛し、隣人を愛することは、自分自身にとっても必要であり、最もたいせつなことであり、また最もしたいことであるにもかかわらず、私は隣人を愛することができないことに葛藤をし続けてきました。

「神を愛する者は、兄弟をも愛するべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています。(1ヨハネ4:21)」

私に与えられた聖霊さまによって既に神様の愛が私の心に注がれているという御言葉の約束があるにもかかわらず、自分には愛してくれる者を愛する愛しかないと神の御言葉に固く立つことができず、「寛容で親切で、…人のした悪を思わず、…すべてを耐え忍ぶこと」ができないこと、神様の命令を守って、神様を愛することができない自分と私は葛藤してきています。

それでも主は、「主を愛し、隣人を愛すること」が神様が私に一番してほしいことであること、神様の愛と思いを、神様は絶えず私に教え、注ぎ続けてくださり、自分の感情や状況、思いによらず、そのことを願い、求め続けることを語りかけ続けてくださっています。

神様が私にしてほしいこと行うこと、神の命令を守り、神を愛することを選びたいと切に願っています。

でもそのためには、今日の箇所にもあるようにまず、第一の戒めである主を愛していないとできないことであることを知らされました。

そして、その為にはまず神様の愛を知る必要があるのです。

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。(1ヨハネ4:10)」

神様がまず私たちを愛してくださったので、その愛を知ることで、私たちは神を愛することができるのです。
神様がどれほどまでに私を愛してくださったことを知ることがまず必要なのです。

まず主に愛されていることを知り、主を愛すること、そして更に主の愛を経験し、どれほど自分が自分自身のままで愛されているかを知り、神様が私を愛しているように自分自身を愛すること、そしてそれにより、隣人を自分自身のように愛することができるのです。

イエス様が言ってくださったように、順番があるのです。まず、主を愛する必要があるのです。

愛とは「すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍ぶこと（１コリント１３：７）」でもあり、「ことばは神（ヨハネ１：１）」でもあるので、「主を愛する」とは、「神様のことばを信じ、神様のことばを期待し、耐え忍ぶこと」でもあります。

主を愛し、主の戒めを守るには、今の状況によらず、感情によらず、神様のことばを信じ、期待することが必要です。

主の御言葉の約束は必ず成されること、主の約束通りに私自身も栄光から栄光へと主の似姿に変えられること、そして主の御言葉通りに必ず私たちは一つとなっていくことを、信じるのです。その神様のことばに信頼するのです。
主の御言葉を信じ、目に見えないことを確信し、心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、主を愛するのです。

私たちが神のことば、主の命令を守るのは、私たちが幸せとなるためであり、神の国をもっと経験するためであり、私たちのうちに神の愛が全うされるためなのです。

イエスは、彼が賢い返事をしたのを見て、言われた。「あなたは神の国から遠くない。」それから後は、だれもイエスにあえて尋ねる者がなかった。（マルコ１２：３２－３４）

しかし、イエスは言われた。「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」（ルカ１１：２８）

あなたがたの神、主の命令、主が命じられたさとしとおきてを忠実に守らなければならない。
主が正しい、また良いと見られることをしなさい。そうすれば、あなたはしあわせになり、主があなたの先祖たちに誓われたあの良い地を所有することができる。（申命記６：１７－１８）

しかし、みことばを守っている者なら、その人のうちには、確かに神の愛が全うされているのです。(1ヨハネ2:5)

■A：考えてみよう
どんなことを得るより、どんな成果を得るより、この地でどんな働きをするかより、神様を愛し、神様の命令を守ることを一番の願いとしたいか？

主が言っておられるように、最も大事な二つの戒め、第一に主を愛し、第二に隣人を愛することを願うか？

状況によらず、自分の能力や感情によらず、主を愛することを選び取るか？主の御言葉を信じ、期待することを選び取るか？

主を愛することを選び取り、主の御言葉を信じ、期待します。

■P：祈り
天のお父さん、私の願いは、どんなことを得るより、どんな成果を得るより、この地でどんな働きをするかより、あなたを愛し、あなたの命令を守ることです。

あなたを愛し、あなたの命令を守ることを、主を愛して、隣人を愛することを選び取ることができるように、助け導いてください。

あなたの愛をもっと教えてください。経験させてください。あなたの愛に根ざし、あなたの愛に基礎を置かせてください。

イエス様が心のうちに住んでくださっていることに信仰を持ちます。

私にはできなくても、私は私を強くしてくださる方によってどんなことでもできることを感謝します。

状況によらず、自分の思い、感情によらず、あなたの御言葉の約束を信じて期待します。
見えるものや自分の感情によらず、信仰によって歩むことができるように私を助け導いてください。

私を栄光から栄光へと主の似姿へと造り変えてください。
主の御言葉の約束は、必ず成されることを感謝します。

神のことば、主の命令を守り、神の国をもっと経験することができますように。神の愛が私のうちに全うされますように。

聖霊様、イエス様、天のお父さん、あなたに拠り頼み、信頼します。

愛するイエス様の御名でお祈りします。アーメン。

【 ありさ 】