■S:今日の聖書の言葉
第二列王記2章 (第二列王記1章)
★エリシャはこれを見て、「わが父。わが父。イスラエルの戦車と騎兵たち。」と叫んでいたが、彼はもう見えなかった。そこで、彼は自分の着物をつかみ、それを二つに引き裂いた。それから、彼はエリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、引き返してヨルダン川の岸辺に立った。
■O:今日のコラム
2列王記2章にはエリヤが炎の戦車に乗って天へと引き上げられ、また弟子のエリシャにエリヤの二倍の油注ぎが与えられる言う非常に興味深い記事が記されています。
この箇所から多くの重要な真理と信仰の教訓を学べますが、今日特に注目をしたいのは、エリシャが言った言葉です。
彼は自分の師であるエリヤに対して「わが師。わが師」と呼ぶ代わりに「わが父。わが父」と呼んでいます。つまりエリヤの存在はエリシャにとって教師や師匠と言う関係を超えて、共に信仰の道を歩み、主の計画を共に担って行く霊的な父であったのです。
この霊的な父・子の関係の中に倍の油注ぎが継承されて行く事となります。
もちろん「父」と呼ばれる方はただ一人、天の父なる神だけです。しかし、私達は天の父の愛を受けて、この地に父の心を現して生きる事が出来ます。パウロの手紙を読むと彼がいかに父の心を持って教会を導いていたかを知ります。
またこのエリヤの内にあった霊性が終わりの時代に必ず注がれ無くてはなりません。旧約聖書の最後の預言にはこう記されています。
「見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」(マラキ4:5〜6)
主イエスが最初にこの地に来られた時、エリヤの霊性を受けたバプテスマのヨハネが人々の心と生活を神の御国へと向け、主イエスの為に道を整えました。
しかしこの終わりの時、主イエスが再び戻って来られる前に必ず、教会がエリヤの霊性を受け、この地の人々の心と生活を神の御国と、天の御父へと向け、主イエスの為に道を整える役割を果たします。
■A:考えてみよう
今日、父なる神の心を求めて御言葉を黙想し、祈りの時を持ちましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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