■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙 2章29節(エレミヤ30章)
★かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。その誉れは、人からではなく、神から来るものです。
■O:今日のコラム
「御霊による、心の割礼こそ割礼です。」
(肉体の割礼ではなく)心の割礼こそ神様の求めていること
新約聖書を読むと、旧約時代のユダヤ人が持っていた様々な礼拝の儀式は、神様が求めている、本物の礼拝を、地上に住む私たちにわかりやすく説明するための模型なんだ、ということが書かれています。(ヘブル8:5他)
ちょうど、樹脂製の食品サンプルのようです。あるレストランに行くと、実際に販売される食べ物の代わりに、ショーケースの中に食品の模型が並んでいます。実際に食べたり味わったりすることはできませんが、本物は、こんな感じですよ、とイメージをわかせる助けとなります。
肉体の割礼も同じです。ユダヤ人にとっては、神様の民として取り分けられている、という大切な契約の印でしたが、イエス様を信じる者たちにとっては、神様の心を教えてくださるヒントのようなものなのです。
神様が、「包皮の肉を切り捨てなさい」と言われた時、神様が本当に願っておられるのは、私たちの心の固い部分=生まれつきの人間が持っている、神様との正しい親しい関係なしに生きようとする性質、を切り捨てなさい、ということです。
固い外側の皮膚を切り取ると、柔らかい感じやすい生の肉が出てくるように、私たちの心の外側の固い部分、神様に対して、また義や罪に対して、固く無感覚になっている部分が切り取られると、柔らかい、砕かれた心が表れ、神様の心と一つ心となっていくことが始まります……。
神様が喜ぶことを喜び、神様が感動する事に感動し、神様が心引き裂かれることに心引き裂かれる。
これが、「心の割礼」であって、神様が真の礼拝者たちに求めておられることです。
2. 心の割礼を受ける
肉体の割礼は、病院や、ユダヤ人の専門家のところに行って受けます。
「心の割礼」は、御霊による、と書いてあります。また、人の手によらず、キリストにあって受ける、と書いてあります。
コロサイ2章11節
キリストにあって、あなたがたは人の手によらない割礼を受けました。肉のからだを脱ぎ捨て、キリストの割礼を受けたのです。
「心の割礼」を受けるには、自分の力で正しい人間になってやろうとすることをやめて、へりくだってキリストの十字架を受け入れることが必要です。そして、聖霊を受け、聖霊様に心を柔らかくしていただくことが必要です。
今週大阪でもたれた7000カンフェレンスで、一人の講師の先生が、「私たちは自分では悔い改めることも、罪に気づく事もできない存在。主に照らしていただかなくては、自分で、自分に罪があることすら気づかない存在。」だと言われていました。
神様に喜ばれない、神様と自分との間の仕切りとなってしまう罪が自分にあったとしても、そのことにすら気づかない、気づけない存在。それが私たちです。
ですから、へりくだって、また時間をとって、知恵と啓示の御霊、真理の御霊を求めて、その罪を、思い違いを、示してください、導いてください、と助けを求めることが重要です。必ず助けてくださること、罪を示し、悔い改めに導いてくださることを信じ、待ち望みましょう。
3. 心の割礼を受けているかどうかどうしたらわかる?
自分は心の割礼を受けて、その中を歩んでいるのか、それとも、また心がかたくなになってしまっているか、どうしたらわかるでしょう?
心の内側からあふれる、本物の「喜び」「平安」「感謝」「神様の子どもとされた!愛されている!」「恵みによって完全に赦された!義とされた!罪から解放された!」という思いなどがヒントになります。
ガラテヤ5章22-23節
御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、
柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。
反対に、いつの間にか肉に従って歩んでしまっていると、憤りやねたみ、また次のような思いや行動が表れてしまいます。
ガラテヤ5章20-21節
肉の行いは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、
偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、
ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。
御言葉に心を探っていただき、聖霊様の助けを受けて、柔らかい心をもって、主に仕えていきましょう!
■A:考えてみよう
自分の心は神様の前に柔らかいだろうか?神様に愛されている、子どもとして受け入れられている、という喜びが心にあふれているだろうか?
■P:祈り
知恵と啓示の御霊よ、真理の御霊よ、助け主よ!あなたを歓迎します。どうぞ私の心を探り、照らしてください。
私のうちに傷ついた道があるか、ないかを見て、私をとこしえの道に導いてください。
神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。私をあなたの御前から投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
【 とも子 】
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