■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き28章25〜27節(エレミヤ28章)

★こうして、彼らは、お互いの意見が一致せずに帰りかけたので、パウロは一言、次のように言った。「聖霊が預言者イザヤを通してあなたがたの先祖に語られたことは、まさにそのとおりでした。
『この民のところに行って、告げよ。あなたがたは確かに聞きはするが、決して悟らない。確かに見てはいるが、決してわからない。
この民の心は鈍くなり、その耳は遠く、その目はつぶっているからである。それは、彼らがその目で見、その耳で聞き、その心で悟って、立ち返り、わたしにいやされることのないためである。』
ですから、承知しておいてください。神のこの救いは、異邦人に送られました。彼らは、耳を傾けるでしょう」

■O:今日のコラム
先日の7000カンファレンスにおいてひとりの牧師がメッセージの中で、以下のことを語られました。
マタイの福音書13章9節、11節12節から、「耳のある者は聞きなさい。」「あなたがたには、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていません。
というのは、持っている者はさらに与えられて豊かになり、持たない者は持っているものまでも取り上げられてしまうからです。」とあり、この「聞く耳」とは「御声を聞く耳」のことで、その「御声を聞く耳のある者には、天の御国の奥義を知ることが許され」、その「御声を聞く耳」がない者は、持っているものまで更に取り上げられてしまう、ということ、語っておられました。

今日の箇所で、神様はまずイスラエル人に福音を開いて下さっていました。23・24節では『彼は(パウロ)朝から晩まで語り続けた。神の国のことをあかしし、また、モーセの律法と預言者たちの書によって、イエスのことについて彼らを説得しようとした。ある人々は彼の語る事を信じたが、ある人々は信じようとしなかった。』とあります。
律法、旧約聖書に精通したパウロが何時間もかけて語り続けて、なおも聞くことが(悟ることが)出来ない人がいました。

そこでパウロはイザヤ書6章9節10節に書かれているところを引用し、その後に「神のこの救いは異邦人に送られました。彼らは、耳を傾けるでしょう。」と語ったのでした。

イスラエル人たちには、この「御声を聞く耳」を持たなかったので、福音が異邦人に向けられたのでした。
パウロは、はっきりと「異邦人は耳を傾けるでしょう。」と断言しています。
今は私たち異邦人が福音をまた天の御国の奥義を悟るように開かれている時代、異邦人の番です。
私たちがへりくだって、御声を聞くことを願い、みことばに隠されている奥義、また神ご自身の御心を知りたいと願い飢え渇くのなら、天の御国の奥義を悟ることが許されるでしょう。
しかし、御声を聞く耳を持たず、主の語りかけに応答しないのであれば、主の語りかけは、別の人、他の人へと渡って行ってしまうでしょう。
そんなのは絶対に嫌です。

エレミヤ28章の偽の預言者ハナヌヤは民の耳が聞きたいと思う都合のいい預言をしました。人間は自分の都合のいい言葉が好きです。自分にとって聞き心地の悪いものには耳を塞ぎたくなるでしょう。
時に神からの語りかけは、チャレンジングであったり、または忍耐が必要なものもあるかも知れません。けれども私たちは、いつも主の御声を求め続け、語られたことには従う、しもべの心をもって、主に仕えていきましょう。
そうする時に、私たちは益々、知恵と悟りの霊が注がれて、みことばを悟ることが出来、天の御国の奥義を知ることが出来るようになるでしょう!ハレルヤ!

「ですから、聖霊が言われるとおりです。『きょう、もし御声を聞くならば、
荒野での試みの日に御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。』」(ヘブル3:7,8)

■A:考えてみよう
みことばを開く時、また主の御前に出て祈る時、今日の主の語りかけを求めているだろうか。
主はどのような聖書箇所からも語ることがお出来になります。
そして、私たちが御声を求めて、へりくだる時、どのような聖書箇所からでも、主の語りかけを聞くことが出来ます。アーメン!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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