■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き22章21〜22節(エレミヤ22章)

★すると、主は私に、『行きなさい。わたしはあなたを遠く、異邦人に遣わす』と言われました。」人々は、彼の話をここまで聞いていたが、このとき声を張り上げて、「こんな男は、地上から除いてしまえ。生かしておくべきではない」と言った。

■O:今日のコラム
今日の箇所でパウロはエルサレムのユダヤ人達の前で、自分が主イエスと個人的に出会った証をしました。最初ユダヤ教の指導者達も静まり、その証に耳を傾け聞き入っていましたが、ある時点が来ると、声を張り上げて「こんな男は、地上から除いてしまえ。生かしておくべきではない」と叫びました。

ユダヤ人達を激高させた分岐点となった一言は「行きなさい。わたしはあなたを遠く、異邦人に遣わす」という言葉でした。

旧約聖書を通してイスラエルは神が選ばれた民だという事を知る事が出来ます。しかし、その神の選民とはこの地の代表としての役割で、イスラエルの忠実さを通して諸国が祝福を受け、イスラエルの罪によって諸国の前でイスラエルが罰せられ、その姿を見て諸国が神を恐れる様になりました。言わば長男が褒められる姿を見て次男が父の喜ぶ心を知り、また長男が叱られる姿を見て次男が父の心にかなうよう気をつけるのと同じ事です。

イスラエルは諸国の長男の役割を受けていました。その長男としての役割はイスラエルの国民の中からお生まれになった主イエスにおいて完成する事となります。主イエスはこの地に父の心を余すこと無くあらわし、そして十字架において父の刑罰を全て受けられ、長子の役割を全うされました。この事の詳細はヘブル人の手紙の中に記されていますので読んで下さい。
 主イエスはこの神の国の福音をエルサレムから地の果ての諸国まで伝える祝福に満ちた使命をイスラエルにお与えになりました。しかし、当時の宗教指導者達はこの恵みを受け入れる事が出来ませんでした。なぜなら彼らは間違った選民思想を持ち、異邦人は汚れており、地獄の炎で焼かれる存在。自分達こそが選ばれたアブラハムの子孫だ。という価値観を持っていたからです。

 これはユダヤ人の指導者達だけの間違いではなく、私達も気をつけなければこの同じ思いに陥ってしまう危険があります。「私だけが主イエスを信じて救われ、周りの家族や友人や、人々は滅びようが関係ない。彼らは行いが悪いから裁きを受けるべき人々だ。」また「私の教会や、私の国だけがリバイバルを経験したら良い。他の教会や他の国々は関係無い。」という風に。

 しかし、私達が先に主に選ばれ、救いの恵みを受け、召しだされ、祝福を受けているのは私達を通してその祝福が人々に溢れ流れ及んで行く為です。主は決して暗闇の中にある人々、罪の中で葛藤している人々、失われた魂、また未だに霊的な覆いがかけられ父へと向かう唯一の道であるイエス・キリストの真理の光を知らないイスラエルの民をあきらめておられません。今も主は大きな愛とあわれみを持ってその失われた人々の名を呼び続けておられます。そして、その声を届ける為に私達を選び召し出して下さいました。何という素晴らしい恵みでしょうか。愛に満ちた主の御名を褒め称えずにはいられません。

■A:考えてみよう
今日、失われた魂を覚えとりなし祈り、また霊的な長男であるイスラエルの救いの為に祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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