■S:今日の聖書の言葉
エレミヤ書12章1, 16, 17節

★1 主よ。私があなたと論じても、あなたのほうが正しいのです。それでも、さばきについて、一つのことを私はあなたにお聞きしたいのです。なぜ、悪者の道は栄え、裏切りを働く者が、みな安らかなのですか。

★16 彼らが、かつて、わたしの民にバアルによって誓うことを教えたように、もし彼らがわたしの民の道をよく学び、わたしの名によって、『主は生きておられる』と誓うなら、彼らは、わたしの民のうちに建てられよう。

★17 しかし、彼らが聞かなければ、わたしはその国を根こぎにして滅ぼしてしまう 。—主の御告げ—」

使徒の働き12章20-24節

★さて、ヘロデはツロとシドンの人々に対して強い敵意を抱いていた。そこで彼はみなでそろって彼をたずね、王の侍従ブラストに取り入って和解を求めた。その地方は王の国から食糧を得ていたからである。
定められた日に、ヘロデは王服を着けて、王座に着き、彼らに向かって演説を始めた。
そこで民衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。
するとたちまち、主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えた。
主のみことばは、ますます盛んになり、広まって行った。

■O:今日のコラム
3月10日の朝です。今日1日も、主なる天のお父さん、イエス様、聖霊様を賛美していきましょう。栄光を受けるべきお方は主だからです!必ず最後に信仰と希望と愛が勝つからです。主は生きておられる!っと宣言していきましょう。

僕らが「イエス様のために!!」っと働く時、自分だけが苦しみ、主を知らない悪人が栄えているように見えてしまい、妬んでしまうことがあります。でも、本当に主を知らない人が安らかなのでしょうか。

ヘロデ王が都会のユダヤから田舎のカイザリヤへ下ってきました。ユダヤ人を喜ばすために捕まえた使徒ペテロさんが、神様の奇跡によって脱獄してしまい、面目を保てなくなってしまったからではないかと思います。そんな時、港町として栄えていたツロとシドンの町が食料難になり、食料を得るために何とかして援助の継続が必要だというお願いがきました。名誉挽回のチャンスとなり、ツロとシドンの町の人々の前で演説が始まったのです。そして、この演説の中で神様に栄光を返さなかったヘロデ王は、主が送った虫によって死という結末を迎えました。

ツロは、心高ぶり『私は神だ。海の真ん中で神の座に着いている』(エゼキエル28:2)と言ってしまう町でした。しかし、ダビデ王の家を建てる時や、ソロモン王が主の宮を建てる時に材料を手配してくれた町でもあります。シドンは、ノアの息子ハムさんの息子カナンさんの長男の町です。のろわれよ、っとノアさんに言われてしまった場所です。様々な神々の偶像があった場所です。しかし、エリヤさんが行ったあの精錬所(ツァレファテ)があった場所でもあります。

ツロとシドンがセットになる時、僕らの心が正しいか悪いかが重要になってきます。ヘロデ王は、ツロとシドンの人々の「神の声だ」を受け取り、栄光を受け良い気分になっていました。神様を思わず、自分勝手をやる時や、人からの評価だけを気にすることは、僕ら自身が栄光を受けようとしている時です。高ぶりと偶像の声を聴いてしまう時です。しかし、神様を思い、神様の喜ぶことを考える時、祈りの幕屋を建てあげることと自分を精錬する場所とになります。御言葉は僕らを精錬します。

栄えているように見える悪者の道は、一時的なものです。その心の中には平安がありません。平安があるように着飾ってみせようと頑張っているのです。僕自身もそうしている時があります。しかし、主イエスキリスト様が、僕らの全てを十字架で背負ってくださいました。主に信頼し、主に栄光をお返しし続ける時、僕らは、平安で満たされるのです。本当の喜びがくるのです。主イエスキリスト様は復活して今生きておられる神様だからです。

悪者は栄えません。その代わりに、御言葉がますます盛んになり、広がっていきます!主に栄光がありますように!

■A:考えてみよう
詩篇1篇を宣言しましょう。(他にも示された御言葉を宣言しましょう。)生きておられる主を賛美していきましょう。栄光をお返しし続けていきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ひろみち 】

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