■S:今日の聖書の言葉
マタイの福音書27章51節(詩篇149篇)

★すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。

■O:今日のコラム
主イエスが十字架の上で罪の贖いを成し遂げた故にここで二つの重要な事が起こります。第一は神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた事です。

聖書の記事には神殿の幕がただ少し破れたのでも、部分的に裂けたのでも無く、上から下まで真っ二つに裂けた。と記されています。これは御父との関係が完全に回復された事を意味します。
 かつて旧約聖書の時代、神殿の幕の向こうにある至聖所の中には大祭司が一年に一度しか入る事が出来ず、必ず動物のいけにえの血を携えて入る必要がありました。しかし、十字架の上で罪も傷も無い神の子羊イエス・キリストの血潮が流された事により御父との隔たりは完全に取り除かれ、天の至聖所が開かれ、私達は主イエス・キリストを信じる信仰により大胆に確信を持って御父に近づく特権を持つ神の子どもとされました。
 私達はもはや御顔を避けて罪と恥と死の恐れに追われる人生を生きるのでは無く、イエス・キリストにある命と喜びと希望に満ちた人生が与えられ、あらゆる時に天の父の御顔を慕い求めて臨在の中に生きる偉大な恵みに与りました。その事を思う時、ただただ麗しき主イエスに感謝を捧げずにはいられません。
 
 また二番目に重要なポイントは「岩が裂けた。」と聖書に記されている事です。この当時、エルサレムの神殿にある岩に毎年秋の仮庵の祭りの最後になるとシロアムの池から祭司達が水を汲み、岩の上に水を注ぎかけ、エゼキエル書に預言されている神殿から命の水が流れ出る約束が実現する事を覚えていました。
 しかし、その祭りの大いなる日に主イエスは来られて大声で宣言します。
「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」(ヨハネの福音書7:37〜38)

さらに聖書には

「これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ注がれていなかったからである。」(ヨハネの福音書7:39)

と説明が記されています。主イエスが十字架の上で贖いを完成され、復活を持って栄光を受けられた事により、御霊が私達の上に注がれ、私達は主の住まわれる神殿とされ、命の水が川のように流れ出るという御言葉が実現する事となります。

旧約聖書においてモーセは岩を打ち、岩が裂け水がほとばしり出ました。これは十字架の重要な啓示です。パウロはこの様に説明しています。

「みな同じ御霊の飲み物を飲みました。というのは、彼らについて来た御霊の岩から飲んだからです。その岩とはキリストです。」(1コリント10:4)

主イエスはその十字架の完全な贖いを通して、御父と御霊に私達が繋がる道を開いて下さいました。主イエスそこが道であり真理であり命なる方です。この方を通してでなければ誰一人、父のみもとに行くことは出来ません。イエス・キリストこそが真の救い主なるお方です。

■A:考えてみよう
今日、主イエスの十字架を見上げ、主イエスの十字架の故に注がれている恵みを覚え、主に礼拝を捧げましょう。

■P:祈り
それぞれの生活の場で今、御霊を歓迎し、主イエスの御名により、天の父に向かい祈る時を持ちましょう。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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