■S:今日の聖書の言葉
詩篇126篇4-5節

★【主】よ。 ネゲブの流れのように、
私たちの繁栄を元どおりにしてください。
涙とともに種を蒔く者は、
喜び叫びながら刈り取ろう。

マタイの福音書5章3-4節

★心の貧しい者は幸いです。 天の御国はその人たちのものだから。
悲しむ者は幸いです。 その人たちは慰められるから。

■O:今日のコラム
人は誰でも、多かれ少なかれ様々な試練を経験すると思います。もしかしたら、今試練の中を通されている方もいらっしゃるかもしれません。これから試練を通される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、インマヌエルなる【主】はどんな時でも共にいてくださいます。
イスラエルの民は長い歴史の中で多くの苦難の中を通され来ました。この詩篇126篇が書かれた時も正にバビロン捕囚の時期でした。今まで自分が住んでいたところを追い出され、捕囚の身としてバビロンに移されるということは、私たちの想像に及びません。どれほどの悲しさと悔しさとやるせなさを感じたことでしょう。
しかし、その悲しみは永遠には続きません。ついに故郷に帰ることができる日がやって来ました。その喜びはどれほどだったでしょう。祈りは必ず聞かれるということを教えられます。
この捕囚の出来事を読む時、私はノアの出来事を思い起こさせられます。そこではノアとセム、ハム、ヤペテ、そしてその妻たち8人が動物のつがいとともに方舟に乗ったことで助かりました。(この方舟は教会のひな形です。)これと同じように、【主】は苦難を通してイスラエルの民をふるいにかけ、彼らの心を新たにするために、あえて今まで住んでいた【主】の愛される都シオン(エルサレム)を敵の手に渡されました。
ここで詩篇の作者はなぜ「種」と結びつけたのでしょうか。種はみことばです。みことばの種が涙と共に蒔かれることが重要です。私たちの信仰が最も試されるときは、自分が最悪の状況の中でです。その中でも主を見上げ、自分の心にみことばの種を蒔き続けることができるか。これがこれからの時代を生き抜いていくのに必要な決断です。もし、涙で潤され、耕された良い地に種が蒔かれるなら、それは神様の定められた時に芽を出し、実を実らせることでしょう。
もう一つ、ネゲブの流れという言葉が出てきます。ネゲブとはパレスチナの南部に位置する場所で、ネゲブの砂漠で知られるように、乾ききった所です。では、なぜわざわざ詩篇の作者は「ネゲブの流れ」と記したのでしょうか。それは、この作者の節なる願いです。ネゲブの川は普段は干からびていますが、雨季になると一変し、人が渡れないほどの大河となって流れていきます。そのような流れを持って、エルサレムが回復することを願い、この詩篇を書き記したのでしょう。
皆さんの心は乾いているでしょうか。あるいは、日本も霊的に乾ききったような状態かもしれません。しかし、私たちはこの詩篇の作者のように、ネゲブの流れのような激しい聖霊様の流れが私たちの心を、また日本を覆うことを願おうではありませんか。苦しみの中で、涙の中で種を撒き続ける者が、喜びながらそれを刈り取ることができるのです。
イエス様も、「心の貧しい者は幸いです。 天の御国はその人たちのものだから。悲しむ者は幸いです。 その人たちは慰められるから。」と言われました。心の貧しいものとは、飢え渇いているものということです。もし、みなさんが飢え渇いているなら、天国はみなさんのものです。
乾いた心を持って、【主】の御前に進み行きましょう。ただ【主】のみがその乾きを満たしてくださいます。生ける水の川が腹の底から溢れ流れだし、心を、この日本を覆い、潤していくことでしょう。今の辛さ、今の苦難はいつまでも続きません。【主】が来られ、完全な統治がこの地になされる時、悲しみも苦しみもなくなります。そして、今の悲しみの涙は、喜びの涙へと変えられていきます。

■A:考えてみよう
心のなかに、【主】に対する切なる飢え渇きはあるだろうか。その飢え渇きが私たちを【主】の臨在へと導いてくれます。もし、飢え渇いている方がおられたら、切に【主】をもとめましょう。そして、飢え渇きがないのであれば、飢え乾きを下さるように【主】に願いましょう。

■P:祈り
【主】よ、あなただけが、私を満たしてくださる方です。あなた以外のもので、この心を満たすことがないようにしてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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