■S:今日の聖書の言葉
第一サムエル記17章34〜37節(第一サムエル18章)

★ダビデはサウルに言った。「しもべは、父のために羊の群れを飼っています。獅子や、熊が来て、群れの羊を取って行くと、
私はそのあとを追って出て、それを殺し、その口から羊を救い出します。それが私に襲いかかるときは、そのひげをつかんで打ち殺しています。
このしもべは、獅子でも、熊でも打ち殺しました。あの割礼を受けていないペリシテ人も、これらの獣の一匹のようになるでしょう。生ける神の陣をなぶったのですから。」
ついで、ダビデは言った。「獅子や、熊の爪から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」サウルはダビデに言った。「行きなさい。主があなたとともにおられるように。」

■O:今日のコラム
全イスラエルを震撼させた、あのゴリアテとの戦いを目前に、若き少年ダビデがサウルに語った言葉です。
石投げと一つの石でイスラエルを大勝利へと導いた少年ダビデ。驚くべき神の御業が平凡な少年の人生に訪れました。
ゴリアテが敵陣の代表選手であるならば、ダビデは神の国の代表選手です。
私たちが、地域社会、家庭で御国を解き放つ神の国の代表選手となるために、ダビデの姿勢から学ぶことが出来ます。

1、しもべとして仕える
ダビデは、自分が父エッサイの子であるという認識をしっかりと持っていました。
『サウルはダビデに言った。「若者。あなたはだれの子か。」ダビデは言った。「私は、あなたのしもべ、ベツレヘム人エッサイの子です。」』(第一サムエル記17:58)
ダビデは父親から息子としてカウントされないような存在でした。グレてもいいような境遇だったかもしれません。しかし、ダビデは父を敬い、従順し、羊飼いとして全身全霊を込めて父に仕えました。
肉の父に従順することで、しもべの心をもって霊的な父サウルにも仕えていきます。
『ダビデはサウルのもとに来て、彼に仕えた。サウルは彼を非常に愛し、ダビデはサウルの道具持ちとなった。』(第一サムエル記16:21)
『ダビデは、サウルのところへ行ったり、帰ったりしていた。ベツレヘムの父の羊を飼うためであった。』(第一サムエル記17:5)
ダビデはサウル王のお気に入りでした。王の好意を受けていたので、若き少年ダビデが代表選手として受け入れられ、戦いに遣わされていったのです。
私たちも、日常生活の中でしもべの心をもって仕えることの中で、神様の好意を受け、神の国の代表選手として主から認められるのです。

2、王として治める
ダビデは羊飼いとして仕えることを通して、やがては一国の王としてイスラエルを治めるようになりました。
ベテル教会の牧師であるビルジョンソン師は、神は私たちに偉大な働きを任せられてはいない。ごく普通の生活の領域内を任せておられる。私が教会員に期待しているのは、日曜日に教会から帰ったら、毎日の生活の中で彼らが王として治めること、地域社会、家庭の中で神の国の代表選手として働くのを願っている、とメッセージの中で語られました。
確かにダビデも最初から偉大な働きを任せられたわけではありません。ただ父のもとで仕え、羊飼いとして忠実に自分の任された領域の範囲内を治めていました。
偉大な信仰こそ素晴らしい勝利への道です。しかし、ダビデがそうであったように、日常生活の中でしもべの心もって仕えること、そして、王として任されている領域を治めていくことが勝利への鍵であると信じます。
神様は、クリスチャンを神の国の代表選手としてあらゆる場所に置いて下さっています。神様の好意を受け、生活の場で神様の栄光を現していきましょう。
また、それと同時に、いつも私たちの思いを神様のみこころに合わせていきましょう。
私たちは日々の勝利で満足してしまいますが、神様のスケールはとっても大きいのです。神様のみこころは、天の御国の現われが本人から家族、地域社会、国家、国々へと広がっていくことです。
父なる神様は、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つことを切望しておられるお方です。
王なる神様の好意を受け、神様のみこころの領域へと導かれていきましょう。

■A:考えてみよう
ダビデが戦いを目前に口にした言葉は、神様が日常生活の中で働いて下さっている証しでした。
勝利への鍵は、証しの言葉です。
『兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。•••』(ヨハネの黙示録12:11)
ビル師は、証しを具体的に文字や行動で分かち合うことは、神の御業が再現される土壌作りをしていることだと言われました。
「獅子や、熊の爪から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」と証ししたダビデによって、イスラエルが勝利するという神の偉大なる御業が、国家規模で再現されたのです。
神様がして下さった好意を、家庭の中に、地域社会に示していきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ひさえ 】

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