■S:今日の聖書の言葉
第一サムエル記9章24節 (第一サムエル記10章)

★料理人は、ももとその上の部分とを取り出し、それをサウルの前に置いた。そこでサムエルは言った。「あなたの前に置かれたのは取っておいたものです。私が客を招いたからと民に言って、この時のため、あなたに取っておいたのです。」その日、サムエルはサウルといっしょに食事をした。

■O:今日のコラム
サウルは、王になる前、親を敬う純粋な少年でした。

「雌ろばを捜しに行ってくれ。」父のその一言に、彼は反抗もせず、従順に、いろんな所へと捜しに行きました。それも、簡単に諦めることもせず、いろんな地を巡りました。それも、歩いて。(4節を参照)

また平坦な地だけではなく、山地にも行ったということは、山道も歩いたということです。どのくらい時間がかかったとは、はっきりと書かれていませんが、おそらく1日はかかっているでしょう。

そんな、忠実で純粋だったサウル。
彼は、その日、当時イスラエルを治めていた祭司サムエルと共に食事をし、しまいには、イスラエルの王になる油注ぎを受けるなんて、想像もしていなかったでしょう。

その日は突然やってくるのです。

けど、神様、そしてサムエルにとっては、突然ではありませんでした。神様はちゃんと計画をもって動かれます。

神様は、サウルが王になって、そこから高慢になり、しまいには、王の座から降りることをお見通しでした。それでも、神様はサウルを王として選ばれました。なぜでしょう?

ここでははっきりと書かれていませんが、神様は、この時のサウルの従順さと忠実さを見ておられたと思います。

神様は、未来もすべてご存知のお方ですが、それと同時に、今を見ておられる方なのです。今、どのような態度、行動をとるか。今、どのような選択をするのか。神様は、それを見て評価される方です。

だから、サウルが今まで、親を敬ってきたこと、(それは、主の戒めの中の大切な一つです) それを神様はご覧になり、彼を王に立てたと思います。

それも、恐らく、サウルは、この日だけでなく、日々、親に忠実に仕えていたでしょう。だから、この日も、父の一言ですんなりと従ったと思います。

しかし、神様にとって、この日は特別な日だったのです。神様には、定めの時があります。サウルはそれを予期してもなかったし、知らなかったでしょう。私たちも、そうではないでしょうか?

神様は突然、私たちを引き上げてくださいます。けど、神様にとっては突然ではなく、その時を待っていて、また、特別な最良なものを与えようと準備しておられます。今日の聖句でサムエルが、サウルの為に最良のお肉をこの時の為にとっておいたように。

■A:考えてみよう
神様の計画が見えず、上に引き上げられず、日々、普通の平凡な生活を歩んでいると感じていないでしょうか?神様は、皆さんの今日の歩みをご覧になっております。今日、神様に対して、また隣人に対して、忠実に愛し仕えたかを見ておられます。今日、主の喜ばれることを選択し、行動していきましょう。主は必ず定められた時に、あなたの為に特別にとっておいた最良なものを与えてくださいます!!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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