■S:今日の聖書の言葉
サムエル記 第一 2章29-30節(サムエル記 第一章)

★なぜ、あなたがたは、わたしが命じたわたしへのいけにえ、わたしへのささげ物を、わたしの住む所で軽くあしらい、またあなたは、わたしよりも自分の息子たちを重んじて、わたしの民イスラエルのすべてのささげ物のうち最上の部分で自分たちを肥やそうとするのか。
それゆえ、――イスラエルの神、主の御告げだ――あなたの家と、あなたの父の家とは、永遠にわたしの前を歩む、と確かに言ったが、今や、――主の御告げだ――絶対にそんなことはない。わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。

■O:今日のコラム
「わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。」

「尊ぶ」という言葉は、カバド=栄光を与える、重くする、という意味で、1サムエル4:21-22 イ・カボデ(=栄光が去った)の箇所で使われているカボド(栄光)の語源となった単語です。「わたしよりも自分の息子たちを重んじて」の「重んじる」も同じ語でした。

他方、「さげすむ」という言葉は、エサウが一杯の肉のシチューが欲しくて長子の権利をヤコブに売ってしまった時、「長子の権利を軽蔑した」あの「軽蔑」という言葉であり、また、ダビデが契約の箱を自分の町に運び上り、主の御前で力の限り踊った時に、妻ミカルが窓から見おろし、心の中で彼を「さげすんだ」あの「さげすむ」と同じ言葉でした。

ここに、神様が喜ばれることと、神様が好まないことが、はっきり示されています。
神様御自身を重くする、重要とする、また神様が重要だと言っておられることを重要視することを、神様は喜ばれ、それを軽くみるならば、神様もその人を軽く見る、栄誉を与えることができない、というのが法則です。

なぜ、エサウは、ミカルは、ホフニとピネハスは、神様が価値を置いていたものを軽くみたのでしょう?さげすみ、軽蔑したのでしょう?

その鍵は、「信仰」です。
目に見えない神様の言葉、心を大切にするには、信仰が必要です。

エサウは、目に見えない神様の祝福よりも、今目の前にある食べ物に価値を置きました。
ミカルは、目に見えない神様を喜ばせることよりも、まわりの人がどう思うか、その人たちの評価の方を重要だとしました。
ホフニとピネハスに至っては、神の宮で仕える祭司でありながら、人々が神様に捧げたものを横取りし、神の宮で不品行を行い、神様がおられることも、見ておられることも、聖なる方であることも、人を正しく裁かれる力のある恐れるべきお方であることも、まったく信じず、主の目の前で、平気で悪を行いました。

彼らに一番欠けていたものは、神様への正しい信仰から来る、神様への聖い畏れと愛です。

神様は、私たちを、「信仰」を通して、神様と親しい関係を持つようにと、招いてくださっています。
神様がおられること、よいお方であること、全能であること、聖い方であること、約束を守られる真実な方であること、憐れみ深い方であること、すべてを見ておられること、すべてを支配しておられること、私たちの行いに応じて報いる方であること、助けて下さる方であること、を信じるようにと招いてくださっています。

ハンナの信仰を見倣いましょう。
ハンナは、神殿に来て、泣きながら心を注ぎ出して祈り、また祈りが聞かれた後も、神様に約束したことを果たしました。だれが聞いていなくても、神様がきっと聞いてくださること、憐れんでくださることを信じていました。夫でもなく、祭司エリにでもなく、主に信頼しました。そして、主を尊んで、主に約束したとおり、サムエルを捧げました。彼女は主を信じ、畏れ、愛したのです。そして、主からその報いをいただきました。

話が少しずれますが、ハンナが子どもを求めたことと、日本がリバイバルを、同胞の救いを求めることに、相通ずるものがあると、よく感じます。

夫に愛されていたけれども、どうしても、子どもが欲しかったハンナ。
同じように、日本の教会も夫である主から愛と恵みを受けています。
それでも、私たちは、やっぱりどうしても子どもが欲しい。同胞に救われて欲しい。日本にリバイバルが来て欲しい。日本に対する主のご計画が実現してほしい。主の夢を流産したくない。

主を尊ぶ者を、主は尊んでくださいます。
2015年、日々の生活の中で、毎週の礼拝で、祈りの家で、主を尊ぶことを選びましょう。
十字架を通してもう示されているお父さんの愛、いつくしみを信じましょう。
目に見えない神様の御言葉を愛し、尊び、信じましょう。

主に愛されている、という信仰の中で、主の御国がこの地に来ること、主の御心がこの地になされることを、求めていきましょう。

■A:考えてみよう
私は主を尊んでいるだろうか。主を重く見、主が重要だと言われることを重要視しているだろうか。

■P:祈り
今日も、イエス様の十字架を通して注がれる父なる神様の愛、また神様との親しい関係を受け取り、主を愛する者にしてください。どうか、私たちの願いを聞いてください。この国に、あなたの御国が来ますように。イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

【 ともこ 】

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