■S:今日の聖書の言葉
詩篇119篇71節

★苦しみに会ったことは、 私にとってしあわせでした。
私はそれであなたのおきてを学びました。

■O:今日のコラム
年末が近づくと、私はいつもこの一年、主がして下さった数々の恵みに思いを馳(は)せます。その時は苦しかったことも、喉元過ぎれば熱さを忘れるではないですが、振り返ってみると、「なぜあんなに苦しんでいたのか」と思うこともあります。しかし、それは苦難を主と共に乗り越えた者だけが感じることができる特別なものなのではないかと思います。
この詩篇の作者は、「苦しみ=しあわせ」だと言っています。なぜ苦しみに会ったことが幸せなのでしょうか。それは、この作者が苦しみを通して主のおきてを学んだからです。続く72節では、

「このおきては幾千の金銀にまさる」

と書かれています。どんな代価を支払っても得ることができないほど、価値のあることを苦しみから得ることができるのです。
しかし、すべての苦しみがしあわせになるとは限りません。もし私たちが苦しみの中でしあわせを見出したいのならするべきことがあります。それは、主への全き信頼です。65節では

「【主】よ。 あなたは、 みことばのとおりに、あなたのしもべに良くしてくださいました。」

と書かれています。主のみことばは決して変わること無く、永遠にまで続くものです。自分の都合のいいように自分にみことばを適用するのではなく、みことばに自分を従わせていく姿勢です。これこそ、「悔い改め」です。
みことばは私たちを励ましてくれます。

「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。 神は真実な方ですから、 あなたがたを、 耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。 むしろ、 耐えられるように、 試練とともに脱出の道も備えてくださいます。」

(コリント人への手紙 第一10章13節)
苦しみの試練は必ず終りがあります。そこで私たちはみことばによって試し、練られるのです。もし、私たちが苦しみの中にあっても主に信頼することをせず、自分の経験やカンを頼りに歩み続けるなら、イスラエルの民が荒野で40年間さまようのと同じようになってしまいます。

「あなたのみことばは、 私の足のともしび、私の道の光です。」

(詩篇115篇105節)とあります。みことばに導かれていく人生こそが祝福の人生の最短コースです。自分がどう思うかを脇に置き、みことばをみことばとして受け取っていきましょう。そういった人には次のみことばの約束が成就すると信じます。

「私ヨハネは、 あなたがたの兄弟であり、 あなたがたとともにイエスにある苦難と御国と忍耐とにあずかっている者であって、…」

(黙示録1章9節a)
苦難を主と共に忍耐するなら、苦難と忍耐の間には御国が現されていきます。忍耐は地味かもしれません。痛みを伴うかも知れません。逃げたくなるかもしれません。しかし、そういった時が勝負です。主を見上げられない時こそ、主を見上げる最大のチャンスです。そこでこそ本当の信仰が試されます。

■A:考えてみよう
今の苦しみはどれほどでしょうか?誰にもわかってもらえないほどの苦しみでしょうか?しかし、その苦しみを誰よりも知ってくださっている方がおられます。それはイエス様です。主は、あなたのその苦しみを担うために十字架にかかって下さいました。つまり、あなたはその苦しみを持ち続ける必要はないのです。それはイエス様にお委ねしなければならないことなのです。

「すべて、 疲れた人、 重荷を負っている人は、 わたしのところに来なさい。 わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、 へりくだっているから、 あなたがたもわたしのくびきを負って、 わたしから学びなさい。 そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、 わたしの荷は軽いからです。 」

(マタイ11:28-30)
本当の安らぎ、平安はイエス様にすべてを委ねきったものに与えられる特別なものです。私たちはこの領域で生きていく必要があります。いつも喜び、神とともに歩むエノクのような生き方です。それは難しいことでしょうか?シンプル過ぎて逆に難しく感じているだけではないでしょうか。ただ、主に信頼するということだけです。主の全き愛によって恐れを閉めだしていただき、全信頼を主に置き、全てを主に委ねましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しゅん 】

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