■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの黙示録8章3~5節(詩篇108篇)

★また、もうひとりの御使いが出て来て、金の香炉を持って祭壇のところに立った。彼にたくさんの香が与えられた。すべての聖徒の祈りとともに、御座の前にある金の祭壇の上にささげるためであった。香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。それから、御使いは、その香炉を取り、祭壇の火でそれを満たしてから、地に投げつけた。すると、雷鳴と声といなずまと地震が起こった。

■O:今日のコラム
最後の艱難に入るきっかけとなるのは、神の力とともに聖徒たちの祈りが働いてその火蓋は切られます。その祈りは、(黙示5:8)においては金の鉢に蓄えられています。
 では、その祈りとはどのような祈りなのでしょう?旧約の時代には、金の香の壇に捧げられる香に関する規定があります。『主はモーセに仰せられた。「あなたは香料、すなわち、ナタフ香、シェヘレテ香、ヘルベナ香、これらの香料と純粋な乳香を取れ。これはおのおの同じ量でなければならない。これをもって香を、調合法にしたがって、香ばしい聖なる純粋な香油を作る。また、そのいくぶんかを細かに砕き、その一部をわたしがあなたとそこで会う会見の天幕の中のあかしの箱の前に供える。
これは、あなたがたにとって最も聖なるものでなければならない。あなたが作る香は、それと同じ割合で自分自身のために作ってはならない。あなたは、それを主に対して聖なるものとしなければならない』(出エジプト30:34~37)
ナタフ香=木に付けた傷から自然に染み出てくる樹液による。『しずく』とも訳される。自発的で喜び溢れる礼拝を意味する。
シェヘレテ香=貝殻を焼いて作られる。心の底から湧き上がってくる礼拝を意味する。 
ヘルベナ香=朝早くでないと取れない。朝早くから捧げられる礼拝を意味する。
純粋な乳香=礼拝の最も象徴的な香料。純粋な礼拝を意味する。
これらを総合すると、『あなたの民は、あなたの戦いの日に、聖なる飾り物を着けて、夜明け前から喜んで仕える。あなたの若者は、あなたにとっては、朝露のようだ。』(詩篇110:3)の御言葉を連想させる礼拝であり、『私の祈りの家で彼らを楽しませる』(イザヤ56:7)とあるその礼拝であり、24時間の祈りと賛美の礼拝、ダビデの幕屋の礼拝です。
 教会が誕生した五旬節のときに、注がれた御霊による礼拝。御霊に満たされて酔っ払いに間違えられるほどの祈りの礼拝は、終わりのときに回復し、主の御前に蓄えられる香となるのです。その香こそ、終わりのときの引き金になるのです!
それは、自分を楽しませるためのモチベーションでする礼拝ではなく、主の喜びを求める純粋な礼拝です。

■A:考えてみよう
金の香の壇に捧げられる、御霊による純粋な礼拝を捧げ続けよう!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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