■S:今日の聖書の言葉

マタイによる福音書13章11、17節 (詩篇135篇)

★ 11:「あなたがたには、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていません。」

★ 17:多くの預言者や義人たちが、あなたがたの見ているものを見たいと、切に願ったのに見られず、あなたがたの聞いていることを聞きたいと、切に願ったのに聞けなかったのです。

■O:今日のコラム

11節は、別訳では、「あなた方には、天の国の秘義を悟る恵みが与えられているが、~」とあります。

私たちは、聖書を読むことで、神の国について豊かな知識を持つ者とされていきます。

13章でも、神の国について、イエス様ご自身が、様々な形で解き明かしてくださっています。

・みことばと心の関係(みことばを悟ることと実を結ぶことの密接な関わり)
・イエス様の再臨時の最後の審判(結んだ実を評価されること)

・からし種・パン種のたとえがあらわす神の国の力強い生命力
・宝と真珠のたとえがあらわす天の御国のかけがえのない価値

これらの箇所を読むとき、私たちも、その場で聞いている弟子たちのように「なるほど、なるほど」と思い、

51節に書かれているように、イエス様から「あなたがたは、これらのことがみなわかりましたか。」と問われると、思わず「はい」と答えてしまうのではないでしょうか。

しかし、イエス様ご自身が言われたように、大切なことは「悟る」ということ、見たいと切に願う、聞きたいと切に願うことです。

・みことばを通して、今自分自身に語られている神様の御心、ご計画を知りたいと切に祈り、願うこと。みことばを土台として、自分自身の人生を建て上げ、主が願われる実を結びたいと切に祈り、願うこと。

・天の御国がこの世において力強く拡大することを信じ、切に祈り、願うこと。

・天の御国の素晴らしさを知ることができるように、切に祈り、願うこと。

そして、何より、天のお父様、天の御国と私たちを結びつけてくださったイエス様を通して、天のお父様の限りない愛をもっともっと知ることができるように、切に祈り、願うこと。

イエス様の十字架(その流された血と涙、私たちのために積まれた祈り)と復活の意味を、

そのことが私たちにとってどれほど大切なことなのか、そこにどれだけの天のお父様の愛が込められているのか、心でもっと深く悟ることができるよう、切に祈り、願うこと。

イエス様が願われていること。それは、私たちがそのような悟り、切なる祈り・願いを持つことではないでしょうか。

■A:考えてみよう

私たちには、天の国の秘義を悟る恵みがすでに与えられています。

今日、自分が読んだ聖書のみことば、自分に起きたこと1つ1つのことを通して、神様の御心を悟ることができるよう時間をとってみましょう。

聖霊様に、みことばを悟り、主が願われる実を結ぶことができるよう祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 じょうじ 】

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